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「FUN FAN TODAY!」のお時間となりました。

本日もいつものようにおつきあいよろしくお願いします。

 

平成回顧録⑪ 平成17年(2005年)

平成回顧録シリーズ12回目・・・今回は平成17年(2005年)について振り返ってみましょう・・・。

 

【JR福知山線脱線事故】

●この記事を書いてる時点でちょうど14年が経過した出来事です。

 4月25日、JR西日本の福知山線(通称JR・宝塚線)塚口駅~尼崎駅間で列車脱線事故が発生、乗客と運転士合わせて107名が死亡・562名が負傷しました。交通機関の事故では歴史的な大惨事となりました。

特にJR西日本の経営姿勢に関する問題が注目され、大きな非難を受けることに・・・。

国鉄時代から並行する阪急など関西の私鉄各社との厳しい競争にさらされており、その影響からか民営化後のJR西日本にも競合する私鉄各社への対抗意識が強く、競争に打ち勝つことを意識するあまり、スピードアップによる所要時間短縮や運転本数増加など、目先のサービスや利益を優先し安全対策が追い付かなかったと考えられます。

 JR西日本では競争の激しさや長大な路線(山陽新幹線など)を多数抱えていることから、従業員がダイヤの乱れたときにおける乗客からの苦情の殺到を過度に恐れていたとか・・・。

 JR西日本の安全設備投資に対する動きが鈍かった背景には、私鉄各社との競合に加え民営化後多数の赤字路線を抱えていたこと、阪神淡路大震災で一部の施設が全壊ないし半壊するなどの被害を受けたことや、山陽新幹線のコンクリート崩落問題で多額の支出を強いられたことなどがあげられます。

 

【小泉劇場「郵政解散」と総選挙】

●平成17年(2005年)、小泉総理は郵政国会において「郵政民営化法案」を本国会で成立させることを公言、法案不成立の場合は衆議院を解散し総選挙を行なうことを明言。

郵政民営化法案は衆議院で通過後、8月8日参議院で審議したが否決(自民党から22人の反対・8人の棄権で党内に遺恨)

この件を受け小泉総理は郵政民営化に対して国民の信を問うために衆議院解散(郵政解散)をし、総選挙に踏み切った。

解散後に首相官邸で行われた首相声明では、郵政民営化に対する意気込みを示した。同時に「与党で過半数を取らなければ退陣する。」と明言した。

●選挙においては、国会採決で郵政民営化法案に反対した自民党衆議院議員は自民党候補として公認せず、これらに対抗して郵政民営化賛成候補「刺客」を擁立、自民党は事実上の分裂選挙の様相を呈した。

●9月11日の選挙の結果、与党(自民党)が圧勝。与党は総選挙によって480議席中327議席と2/3以上の義益を獲得。

参議院で法案が否決されても「衆議院の優越」によって衆議院の2/3以上の再可決で法案成立が可能となったため、郵政法案が成立する土壌が整った。自民党の議席拡大により小泉首相の影響力も強まり、この選挙で当選した自民党新人議員は「小泉チルドレン」とよばれた。

10月14日「郵政法案」は国会で可決・成立しました。

 

【ライブドアによる「フジサンケイグループ」買収騒動】

●ライブドアによる「フジサンケイグループ」のメディア騒動から14年経過しました。

 フジサンケイグループ:フジテレビジョンをはじめラジオのニッポン放送と文化放送、産経新聞を中心に結成されたメディア・コングロマリッドグループであります。

 みなさまもご存知の事ですが、フジサンケイグループは実質的にフジテレビを中心に運営となります。

 フジテレビはニッポン放送・文化放送を主体にして1957年に設立、1959年に開局しました。

 当時のフジテレビの株主構成が非常にいびつであり、フジテレビよりあるかに資産規模が小さいニッポン放送が主要株主

 つまり 親会社・ニッポン放送 子会社・フジテレビという関係でありました。

●資本関係のいびつな関係に目を付けたのが、村上ファンドの代表・村上世彰、さらには堀江貴文率いるライブドアであります。

 以後株式の買収問題が繰り広げられましたが・・・(経過を書くと非常に長くなりますので中略)

★当時の株式の構図

 最終的にフジテレビとライブドアは和解しました。

●この後9月はフジテレビとニッポン放送との間での株式交換を行われ、ニッポン放送はフジテレビの完全子会社に変わります。

★現在のフジ・メディア・ホールディングス(持ち株会社)の組織図

 放送事業の子会社はフジテレビジョン、BSフジ、ニッポン放送、仙台放送(フジテレビ系)

 制作事業では共同テレビ、FCC、フジアール(美術会社)など

 映像音楽事業ではポニーキャニオン(もともとはニッポン放送の関連会社)、フジパシフィックミュージックなど

 

【平成17年(2005年)のオリコンシングルランキングTOP10】

①青春アミーゴ(修二と彰)

②さくら(ケツメイシ)

③四次元 Four Dimensions(Mr.Children)

④*~アスタリスク~(ORANGE RANGE)

➄SCREAM(GLAY×EXILE)

⑥Anniversary(Kinki Kids)

⑦OCEAN(B’z)

⑧ラヴ・パレード(ORANGE RANGE)

⑨ファンタスティポ(トラジ・ハイジ)

⑩GLAMOROUS SKY(NANA starring MIKA NAKASHIMA)

●ミリオンセラーは2年連続で0

 1位の「青春アミーゴ」は2005年の年末まで94万枚、最終的には160万枚の大ヒット

 ケツメイシの「さくら」も90万オーヴァーの大ヒット、惜しくも集計期間最後の2週間で「青春アミーゴ」が僅差で上回る。

 上位3作はすべて90万枚台のセールスで前年の1位「瞳を閉じて」(平井堅)の売上を上回りました。

 前年よりORANGE RANGEの人気が続き、この年発売したシングルがすべてTOP20圏内にランキング。

 映画「NANA」の主題歌となった中島美嘉、劇中歌となった伊藤由奈(REIRA starring名義)のデビュー曲がそろってTOP20入り。

 松平健の「マツケンサンバⅡ」が大ブームに、DVD付きのCDシングルで販売で大ヒット、年間31位に・・・。

 

平成17年(2005年)年間シングルランキング 2位

「さくら」(ケツメイシ)

ケツメイシ:作詞・作曲 YANAGIMAN:編曲(2月16日発売)

 

【そして2005年を象徴する曲・もう一曲】

「Butterfly」(倖田來未)

倖田來未:作詞 渡辺未来:作曲・編曲(6月22日発売)

第47回「日本レコード大賞」受賞曲

PVのセクシーさに当時の私「ガキおやじ」もKOでした。

2000年デビュー、4枚目のアルバム「secret」、ベストアルバム「BEST~first things~」の大ヒット、「倖田嬢」ファッションも流行しました。

 

平成回顧録今回は平成17年(2005年)をお送りしました。

本日も最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございます。

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