みなさんお元気ですか? 「宇部のガキおやじ くまもん」です!

「FUN FAN TODAY!」のお時間となりました。

本日もいつものようにおつきあいよろしくお願いします。

 

「明日の刑事」について語る

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久しぶりにTV記事でも書いていきましょう・・・。

大好きな坂上二郎さん主演の人気刑事シリーズ(日の出署シリーズ)

「夜明けの刑事」「新・夜明けの刑事」に続く3作目の「明日の刑事」をご紹介します。

 

【「明日の刑事」とは・・・】

1974年10月2日よりTBS系列・水曜夜8時より「夜明けの刑事」がスタート

坂上二郎さん主演、日の出署が舞台の人情刑事ドラマであります。

当初26話で終了の予定でしたが、好評につき延長を重ね1977年3月23日まで111回放映されました。

1977年3月30日より同じ枠で「新・夜明けの刑事」スタート

二郎さん主役、そしてレギュラー陣では鈴木ヒロミツ・山本伸吾・藤木敬士は前番組より引き続き出演、石橋正次がレギュラー復帰、東映のやくざ映画でおなじみだった梅宮辰夫が刑事課長として新レギュラーとして登場しました。

「新・夜明け」は20回で終了、1977年10月5日よりTBS水曜夜8時枠は「明日の刑事」としてスタート、1979年10月10日の最終回まで90回放映。

制作は「ザ・ガードマン」「岡崎友紀シリーズ」「赤いシリーズ」でおなじみ「泣く子も黙る」大映テレビ

「日の出署シリーズ」は通算5年にわたり放映された人気シリーズでした。

 

 

【レギュラー陣】

●鈴木刑事(坂上二郎)

一度クサいと睨んだ容疑者を執拗なまでにマークする事から、付いたあだ名が「スッポン刑事」。涙もろく、人情深い性格で、それが仇となって捜査上ミスを犯す事も多々ある。刑事としては少々気の弱い性格だが、持ち前の粘り強さと馬鹿力で事件を解決して行く。

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●村上刑事(田中健)

当初は交番勤務の若手巡査であったが、警察署長と浅倉課長の推薦で刑事課の刑事に

刑事になってから仕事上の事で大きく悩んでいたが、鈴木他先輩刑事の励ましで一人前の刑事に成長していく。

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●太田警部補(谷隼人)

浅倉刑事課長の補佐として刑事課を支える。クールで強面である。

第46回で殉職する。

●山口刑事(志穂美悦子)

日の出署刑事課の唯一の女性刑事。

男勝りで「派手なアクション」も劇中で見せる。

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●小林刑事(鈴木ヒロミツ)

二郎さんと同様「夜明け」第1回からのレギュラー

このころはすっかり中堅どころのキャリアの刑事に

三枚目で刑事課のムード・メーカー的存在。太った体型に長髪、丸眼鏡がトレードマーク。腕っ節はからきし駄目だが人一倍責任感が強い。

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●佐藤警部補(橋本功)

太田警部補の後任(第47回~最終回に登場)

べらんめぇ口調の現場たたき上げの警部補で浅倉をサポート

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●大谷刑事(東竜也)

第47回~最終回に登場

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●田島刑事(田島真吾)

第25回~69回に登場

●南郷警察犬係(南条弘二)

第68回~89回に登場

●浅倉課長(梅宮辰夫)

「新・夜明け」から引き続き出演

アウトローのオーラを感じさせる貫禄ある刑事課長、

番組の終盤は実質的な主役となる。(二郎さんのスケジュール多忙の関係で)

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★おまけ「エピソード」ですが・・・。

梅宮さんが出演のドラマは番組の中盤や節目に出演者・スタッフの交流イベントが開かれます。

「明日の刑事」では「真夏の1泊2日旅行」「バーベキュー大会」などが行われました。

特に「バーベキュー大会」の日は梅宮さんは一足先に自分の出番を撮り終え、材料の買い出しに行きさらには調理を行なうといった感じで出演者・スタッフ大喜びでした。

この行事はのちの「スクール★ウォーズ」(1984年TBS)でも行われました。

他にも二郎さんや番組のプロデューサー・大映テレビの春日千春さんをはじめとした面々での「ゴルフコンペ」も随時開催されてました。

 

【「夜明け、新・夜明け」と「明日の刑事」の共通点と違い】

●「明日の刑事」はこれまでの「夜明け」と同様、話題の「歌」「人」「映画」「社会現象」を積極的に取り扱ってました。

第1回は森昌子さんがゲスト出演(サブタイトル「昌子絶唱・行かないで!」

第2回は当時人気の「スーパーカー」をテーマにした事件

第10回は中島みゆきさんがゲスト出演(「北の果てに消えたわかれうた」)

上記以外にも石川さゆりさん、和田アキ子さん、都はるみさんをはじめ人気歌手もゲスト出演してました。

●「夜明け」との決定的な違いは・・・

「夜明け」は刑事ドラマの様々な要素をバランスよく含まれたシリーズでした

飛びぬけてかっこよくはなく、突出してシリアスな場面もそこまでは多くなく、程よいくらいにコミカルに・・・ 「新・夜明け」あたりになれば「コミカルさ」も一段と増します。

しかし「明日の刑事」はシリアスさが一層に増します。

劇中音楽もこれまでの星勝さんから平尾昌晃さんに変わり、シリアスタッチの劇伴が増えました。

決定的な違いは「殉職」シーンがあることです。

第46回「安らかに眠れ!太田刑事殉職」、第69回「あの胸にもう一度・田島刑事殉職」でそれぞれ殉職シーンが見られました。

 

【最終回(第90回)「刑事課長死す・日の出署よ永遠に」】

●日の出署シリーズの最終回は悲しい結末で幕を閉じました。

「5億円強奪」の無差別殺人事件、無抵抗のガードマンが何人も殺害され、現場の警察官も犯人逮捕ができず、殺害される者も・・・。そして産油国の外交官の誘拐をめぐり事件はさらに緊迫した展開に・・・。

浅倉課長は警視庁上層部との捜査方針で対立し命令を背いてまで凶悪犯人逮捕しようとするが、ついに犯人グループの凶弾に倒れ日の出署刑事課のメンバーたちに囲まれ壮絶な最期を迎えました。

●警視庁の管理官の命令に背いた浅倉課長をはじめとした刑事課メンバー

「査問」に問われ、懲罰処分を受ける身に・・・。

凶弾に倒れ帰らぬ人となった浅倉課長は「殉職」扱いにならず・・・。

村上刑事、大谷刑事、小林刑事は1週間の休職処分+1ケ月の減俸処分に

鈴木刑事は事件の問題の発端であり、1ケ月の休職処分+3ヶ月の減俸処分に

鈴木刑事は「警察官を辞めさせられると思ったが、続けられることに感謝・・・」と課長のために泣きながら処分を受けました。

 

【主題歌】

●「愛に野菊を」(鈴木ヒロミツ)

マイケル・ホルム:作詞・作曲(第1回~第69回)

●「やさしい雨を降らせておくれ」(トランザム)

小林和子:作詞、チト河内:作曲(第70回~最終回)

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1979年10月10日、5年間続いたTBS系列・水曜夜8時の坂上二郎さん主演の「日の出署シリーズ」、「夜明け・明日の刑事」が終了。

二郎さん、梅宮さんはその後も大映テレビ制作ものを中心に数多くのドラマに出演してました。

翌週1979年10月17日からは、同じ大映テレビ制作で「明日の刑事」とほぼ同じスタッフで「噂の刑事 トミーとマツ」を放映。こちらは「爆笑刑事ドラマ」でロングラン放映のシリーズとなりました。

 

気が付いたら書き始めて3時間経過しました・・・。(笑)

次回はどんな番組が登場するのかこうご期待!

本日も最後までおつきあいいただきまして誠にありがとうございます。

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