ごきげんよう、ぺがさすである。
今回は時事ネタを絡めた節約法についてだ。
■自分のお金を預けるのに手数料って…
つい先日、ゆうちょ銀行に小銭を入金する際に手数料がかかるようになった。
まあ、色々と事情はあるだろうから、それはそれで仕方ない。
決まったことに文句を言っても始まらないのだ。
ただ、個人的には自分のお金を預け入れるのに手数料がかかるというのが腑に落ちないため、なんとかして手数料を払うことなく小銭を有効活用する方法を調べたので、こうして記事にすることにした。
■溜まっていく小銭を電子マネーに交換してしまおう!
今回の裏ワザは万人にとって有益ではないかもしれないので、先に結論だけ述べておく。
ワガハイがおこなったのは、「手数料を払うことなく、小銭を電子マネーに交換する」という方法だ。
この時点で電子マネーに興味のない人は、この先を読む必要はない。
けれども、電子であってもお金はお金!手数料がもったいないから知りたいという人は、このまま読み続けていただければと思う。個人的には財布を圧迫するだけの小銭が電子マネーに形を変えることで使いやすくなって、ワガハイとしては最高の形だったのである。
この考え方にピンと来たアナタなら、ワガハイのこの興奮が伝わるに違いない。
最初に断っておくと、大量の小銭を両替するには向いてなさそうなのと、
ある程度の地域性による差がある方法なので、該当しない方には考え方だけ知ってもらえれば他で応用できるかもしれない。
■キャッシュレス決済に移行しても、依然残る現金限定店
ワガハイ、こう見えて1円玉や5円玉をじゃらじゃら持ち歩くのが嫌いなので、100均の貯金箱に細かいお金をポンポン入れていくタイプである。だって財布は分厚くなるし、なにより重いことこの上ないじゃない?
なので最近ではほぼスマホで決済していて、以前ほど小銭は貯まらなくなったのだが、それでも現金しか取り扱わないお店はまだあるので完全キャッシュレスというワケにもいかないのが実情だ。
そんなワケで、もらった小銭は貯金箱行きになるのだが、それとていつまでも自宅に置いておくのも邪魔なので定期的にゆうちょ銀行に行っては口座に入金をしていたのだ。
ゆえに、そんなワガハイにとって、今回の手数料化はやはり痛い。
ここで、ゆうちょ銀行の手数料がどういう料金体系になったのか、おさらいしてみよう。
小銭の枚数 | 手数料 |
---|---|
1~50枚 | 無料 |
51~100枚 | 550円 |
101~500枚 | 825円 |
501~1000枚 | 1,100円 |
さあ、ここでシミュレーションだ。
仮に1円玉1,000枚を窓口に持っていくと、1,000円貯金するのに手数料が1,100円かかるので、なんと100円マイナスになってしまう。これが5円玉だったとしても、5,000円ー1,100円で手残りは3,900円で実に22%の手数料率となり、これはかなり痛い。
かといって、多くの人が思いつくであろう「じゃあ手数料かからないように、50枚ずつに分けて窓口で入金すればいいんじゃない?」的な発想だと、手数料の問題はクリアできても、何人もの人が一斉にそれやったら、ゆうちょ銀行の窓口対応は多忙を極め機能しなくなってしまう。
すると、今度は人件費の問題に発展し、さらなる手数料課金の元にもなりかねない。
逆の立場になって考えてみても問題が残る。
たとえば自分自身が別の用事でゆうちょ銀行の窓口に行ったと想像してみる。
そこで前のお客さんが延々と50枚ずつ両替を依頼していたら、待ち時間はとんでもないことになりそうで、本当なら5分で住む用事が30分位かかってしまうかもしれない。
時間こそが最上位概念だと思っているワガハイには、それは苦痛以外の何者でもナイ。
そんなワケで、どうにか小銭を無駄にすることなく使いやすい形にできないかと調べていたところ、ひとつの結論を見たので、次から具体的に説明していこうと思う。
■ポケットチェンジを活用して電子マネーに交換する
その具体的な方法というのが、見出しにもあるとおり「ポケットチェンジ」という端末を利用することである。
このポケットチェンジはもともと、海外旅行などで余ってしまった外貨だったり、外国人旅行者が日本での滞在中に余ってしまった日本円を電子マネーに交換できる端末で、ここに小銭を投入することで交通系電子マネーやAmazonギフトなどに交換できるのだ。
論より証拠ということで、ワガハイ、貯金箱の中に眠っていた1円玉・5円玉・10円玉の一部を握りしめてポケットチェンジが設置されているスポットに行って、実際に両替をしてきた。
※端末設置場所が限定的なのが残念だが、本来の性質上、国際空港などの場所に置かれていることが多い模様。
そんなワケでポケットチェンジの端末である
※念の為背景はボカしている
ちなみに写真だとわかりにくいかもしれないが、かなりデカイ。
人一人分以上の大きさで、ドーンと存在感たっぷりに置かれている。
続いて操作画面を見てみよう
こんな感じでSuicaやその他の交通系電子マネーにチャージという形で変換できるようになっていて、どこに両替するのかをタッチパネルで操作できるようになっている。
実際に小銭を入れるところはこんな感じである↓
そんなに大量に小銭が置けるスペースはないので、大量両替には向いていない。
何度も繰り返せば入っていくのだろうが、ゆうちょ銀行の窓口で大量にガサーーーーーっと入れてカウントするような投入はできない。一度に投入できるのは数十枚といったところだろうか。
それでも操作はいたって簡単で、迷うところはなにもない。
こうして硬貨を投入し終えたら、スマホやカードをリーダーにかざすだけでチャージが完了する。
駅の改札などで交通系電子マネーを使っている人なら全然問題ないと思う。
所要時間も短い。
今回、ワガハイは100枚ほどの硬貨を投入したのだが、ほんの3分ほどで終了し、結果を印字したレシートを受け取ったら終了だ。
もちろん、モバイルSuicaにも同じ金額が表示されていて、無事にチャージされていることが分かる。
以上、ポケットチェンジを使って、小銭を電子マネーに交換したレポートを終了する。
もし近くに設置されているようであれば、利用を検討してみてはいかがだろうか?