この投稿では、自死について触れています。
お別れには行きました。
学生時代の先輩後輩友達、勤め先のお仲間、など沢山の人が参列していました。
あぁ、この子は周りの人を本当に大切にした子だったんだな。
そう思いました。
あまりにも現実味がなかったからか、拝顔前は妙に冷めていて涙は1ミリも出ませんでした。
一番の後輩が亡くなっても、お別れの時に泣けない・泣かない。
私ってこんなに冷徹な人間なんだ、と浮かんだのを覚えています。
ですが。拝顔すると、予想だにしていなかった声と涙。
変わらず現実味はないけど、目の前の事実に、湧き上がっていました。
ご家族は死因を公表していませんでした。
先方が言わないなら、私はその原因を知らなくていい。
聞いてまで原因を知りたいとは思わない。
でも、なぜ、他でもない彼女なのか、は連絡後しばらく頭から離れておらず、やるせない気持ちはその場でもずっと頭の中でグルグル回っていました。
通夜振る舞いの際、たまたま、ご両親とお話をする機会がありました。
何人かで話している中で、はっきりと示されはしないものの、出てきた内容を整理すると自死であることが分かりました。
あぁ、そうか…。
彼女の選択を非難する気はない。
けど、やり場のない気持ちが沸いたのを覚えています。