科学者とブログ
一昨日、論文査読とtwitterがらみで、先週のNatureの記事
Peer review: Trial by Twitter
を引用したばかりですが、
今週のScienceにはこんな記事が載っていました。
Science Blogging and Tenure
こちらの記事は、特に若手研究者が、テニュアになるためにブログを書くことは有利かどうか、と言う話です。
テニュアというのは、大学等の終身雇用の教職ポストですね。
本業(研究)を疎かにしてはいけない。ブログ執筆に無駄に時間を割きすぎるな。と言ってます。
まさにその通りです。
少しは話はズレますが、
記事を読むと、ブログばかり書いているのならサイエンスライターになれ、とか言う内容のことも出てきます。
が、ふと日本に目を向けると、このサイエンスライター、或いはサイエンスコミュニケーターといった部分がどうもまだ成熟していないように思います。
基礎研究の成果を、一般に理解しやすく説明し、浸透させるのはとても重要です。
でもそれには、それ相応の能力が必要です。
ライター的な仕事、そして教育的な仕事、これも純粋な研究に勝るとも劣らず、とっても大切なんです。
成果もそうですが、研究がどんなに楽しいか、そして未来の人類の発展にいかつながるか、これを伝えないことには。
そこに、大学院を出たような高い能力を持った人をいかに投じれるか、結構重要だと思います。
ただ一方で、この部分は、すべての研究者がやらなくてはいけないわけではないと私は思います。
研究者の道を志していると、まれに、本当の天才に出会います。
こういう人たちがすべきことは、本物の研究であって、それを一般に落とし込むことまでを担う必要はないはずです。
そんなことしてたら、時間がいくらあっても足りません。
それぞれの人が、それぞれの能力に応じて、それぞれの役割を演じ、社会の発展のために生きれたらいいなと思います。
Peer review: Trial by Twitter
を引用したばかりですが、
今週のScienceにはこんな記事が載っていました。
Science Blogging and Tenure
こちらの記事は、特に若手研究者が、テニュアになるためにブログを書くことは有利かどうか、と言う話です。
テニュアというのは、大学等の終身雇用の教職ポストですね。
本業(研究)を疎かにしてはいけない。ブログ執筆に無駄に時間を割きすぎるな。と言ってます。
まさにその通りです。
少しは話はズレますが、
記事を読むと、ブログばかり書いているのならサイエンスライターになれ、とか言う内容のことも出てきます。
が、ふと日本に目を向けると、このサイエンスライター、或いはサイエンスコミュニケーターといった部分がどうもまだ成熟していないように思います。
基礎研究の成果を、一般に理解しやすく説明し、浸透させるのはとても重要です。
でもそれには、それ相応の能力が必要です。
ライター的な仕事、そして教育的な仕事、これも純粋な研究に勝るとも劣らず、とっても大切なんです。
成果もそうですが、研究がどんなに楽しいか、そして未来の人類の発展にいかつながるか、これを伝えないことには。
そこに、大学院を出たような高い能力を持った人をいかに投じれるか、結構重要だと思います。
ただ一方で、この部分は、すべての研究者がやらなくてはいけないわけではないと私は思います。
研究者の道を志していると、まれに、本当の天才に出会います。
こういう人たちがすべきことは、本物の研究であって、それを一般に落とし込むことまでを担う必要はないはずです。
そんなことしてたら、時間がいくらあっても足りません。
それぞれの人が、それぞれの能力に応じて、それぞれの役割を演じ、社会の発展のために生きれたらいいなと思います。