福光屋の宿漬け

 

 

 

 

 

 


 

サービスで付いてくる足し糠

 

 

 

 

 

 

 

 

金沢の酒造会社の老舗

「福光屋」で夏になると糠漬けと日本酒

2本、セットになったもの販売するので

今回頼んでみた。

 

といって実は以前にも取り寄せたことが

あり、とても美味しかったものの、結局

半年も持たせることができなかった。

カオ笑う1笑う1

 

よぉっし今年こそと意を新たにして再度

送ってもらった。

 

既に熟成された糠床に10種類程の野菜

が漬かっているのでとても便利。

触って漬かり具合をみながら食卓に出す

ものを選ぶ。

 

福光屋は創業1625年の老舗でありな

がら存在を全然気づかず、或る日屋号が

気になって成り立ちを電話で聞いてみた

ことがある。

 

親切な女性の方で色々教えてくれた。

思ったとおり創業者は富山県の福光から

金沢までやってきて酒屋を始めたとのこ

と。

 

当時の福光から金沢まで来るとなると今

の国道359線だろうか

一度しか通ったことがないが、途中結構

な怖い道である。

昔はさぞかしだったろう。

表情

山と川に挟まれていて、川は下の方にご

うごうと音を立て流れている。

すれ違うにも場所によっては、どちらか

がバックしなくてはならない時もある。

これでも国道だった。

 

福光は我が父にゆかりのある町名で、今

はその名は残っていない。

もし父が生きていたら、というたとえも

変だけど、さぞ驚いたことだろう。

 

父の思い出も昔の町の名も、年月と共に

消えてしまうものなんだなぁと、糠漬け

を眺めながら独り言ちる私も、センチメ

ンタルでほめたものではないなぁー

ニヤリ笑う1笑う1笑う1笑う1