根本的な間違い その①~パラヒャンガン・ジャガッ・カルタ寺院~シリワンギ王をまつる寺~ | gajah putih kembar 双子の白い象

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バリ島だいすき妄想家の不思議話忘備録

インドネシア大統領の息子カエサンも、お忍びで訪れたという、
西ジャワ、ボゴール近郊サラック山のふもとにある、

パラヒャンガン・アグン・ジャガッカルタ寺院(Pura Parahyangan Agung Jagatkartta)。


ヒンドゥー教徒の参拝の場所として使われる以外に、
西ジャワ最後のヒンドゥー王朝の、
シリワンギ王をまつる場所として知られている。

By Gunawan Kartapranata - Own work, CC BY-SA 4.0,

  https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=69026491
写真wikipediaよりお借りしてます。




この寺院について、検索して読んでいた時の話。

どうして、イスラム教徒の多いスンダ地方に、
新しくバリヒンドゥーのお寺が建てられることになったのかな・・・?

と興味がわいたのですが、
ネットにはこんな建立に至るエピソードが載ってて・・・

 

以下ざっくりしろうと翻訳です。


事の発端は1984年に、
バリヒンドゥー教徒Anggawijaya氏がサラック山のふもとで祈りをささげているときに、
尋常ではない強く惹かれるような霊感を感じたこと。
ここは祈りの場としてふさわしい、寺を建立するべきだという感覚を。


Anggawijaya氏は自分の感覚が本当かどうかを確かめるため、
ジャカルタやバリへ行き、友人や僧侶、高僧などエネルギーを感知できる人々に会って話をし、
ついには、後のバリ州知事Dewa Berata氏を含む20名ほどのグループで
再びサラック山のその場所を訪れ、祈りをささげる事になった。

その場所に一行が足を踏み入れると、なるほど普通ではないエネルギーがあたりに漂っている。
さっそく皆で半円になって祈ると、強いエネルギーが確実にあることを感じられる。
 

しばらく休憩をとったのち、夜中の12時に、一行は
この場所に寺院を作ることが正しいかどうかの「証明」を乞う祈りを行った。


ほどなくして静寂は打ち破られた。石を鉄で打つような音があたりに響いたのだ。
 

参加者の一人、Komang Agungが左手側に長さ7cmほどのクリス(短剣)が落ちているのを発見した。 
それから大人の親指ほどの大きさの、赤、緑、茶色、3個の宝石もみつかった。

それらの物(神器)は今はすべて寺の下に埋められている。

それとはまた別に、

寺の建立委員会は、最初に彼らが祈った場所が、
たしかにただならぬ場所であることを知った。


その地域に住むスンダの人々も、サラック山のあるボゴール地方の霊能者も、
その場所はシリワンギ王の遺跡のある場所で、
王が最後の時をすごし、モクシャ(消えた)した場所だと言う。
今も当時の石材がそのあたりにのこっているそうだ。

様々なプロセスを経て、そこに寺が建立されることが決まった。

1995年に工事が始まり、2005年に寺は公式に承認された。

この寺の僧侶であるNyoman Randeg氏自身も、参拝客の相手をし寺院で勤めるあいだに、
しょっちゅう不思議な経験をしている。
Nyoman氏が瞑想をしているとき、シリワンギ王が現れて、様々な助言を彼に与えるのだ。
 

画像 detik.news よりおかりしてます     photo from detik.com siliwangi

 

『王の助言はいつでも、しょっちゅうあります。
それどころか参拝客をとおして届けられることもあります(参拝客がトランス(神がかり)状態になってメッセージを伝える事がある)。
内容は人生や社会をよくするための助言が多いですね。
時には起きる事件についての警告などもあります。国民の未来についての予言も。
いつも人々が、貧困や悪いことを減らせるよう、協力して一つになるようにと言われます。』


・・・後略


その他いくつかの記事をひろい読みしていると、

上の記事と同じ、寺院の僧侶Nyoman Radeg 氏のエピソードで、

寺で夜中に瞑想していると16~17歳くらいの戦士の姿をした見慣れない青年が現れて、
名前を問うと「Pamanahrasa」と答えた。
またある日は、50代くらいの、

王様のようなオーナメントを身に着けた勇壮な男が現れ、
名前を問うと、

「我こそが Sri Baduga Maharajaだ!」

と答えたそう。


Nyoman氏はその名前に聞き覚えがなかったので、
ボゴール近郊あちこちを、訪ねてまわったところ、

驚くような答えを得た。
Sri Baduga Maharaja とはシリワンギ王の本名で、
また、Pamanahrasaはシリワンギ王の幼名だという答えだ。
(昔は王様の名前を直接口にするのは恐れ多い事で呼べないので、通称であるシリワンギという名で呼ばれていた)
 

 

寺院の建物のデザインも

Nyoman氏が夢の中で、今のような形で建てるようにと王の助言を受け、

実際、彼が夢で見たとおりの形に作られたそうな。

 

 

ひろい読みなので、どの辺まで事実かはわかりませんが・・・

大昔に建てられたお寺の建立話でなく

私もバッチリ生きてる1980年代にはじまり、現代まで続いているお話なので、

どこからともなく短剣が降ってくるような、そんな

オモロいおとぎ噺のような事がホンマにあるんか~!

と興奮した私、
夫に話したんですよ。

かくかくしかじか、こんな話があって寺が出来ることになったんだってよ~!
オモシロいよねぇ!!
と。


ほしたら、夫の反応はいたって静かで、

夫「え? あっそう?」

私「えー?面白いとおもわへんの?」

夫「ん~~? いやまぁ だいたい寺ってみんなそんなもんでしょ。」

・・・・・・・・・(-△-;

寺ってみんなそんなもん!?


そうなのか!?


それが↑だいたい2018年頃の話で、
その後いろんなバリ島のお寺のニュースなどを拾い読みしてると、
たしかに、まぁ夢でお告げがとか、空から光がとか、
短剣がとか、謎の石が現れて・・・とかそういう話はいっぱい他のお寺でもあって、
今となっては、

なるほどなるほど・・・

まぁ、、、お寺ってだいたいそんなもんでしょ!(ドヤ顔)

 

と言えもする私なのですが、
当時は勘違いしてたなぁ

お寺は
(人間が人間のつごうで人間の建てたい場所に建てるもんや)


と、誰に教わったわけでもないが勝手に、もう無意識に、思ってました。


全然違うよね。
 

根本的に間違ってたなぁ。
知らなかったわ。


と思うこの頃。


参考記事: 
http://kharismamdanai1.blogspot.com/2010/11/pura-gunung-salak-bogor.html

 

http://www.merbabu.com/candi/pura_prabu_siliwangi.php

 

”Wangsit Gaib Prabu Siliwangi di Pura Jagatkartta Bogor”
「ボゴールのジャガッカルタ寺院にてシリワンギ王の不思議なお告げ」

https://travel.detik.com/domestic-destination/d-2886372/wangsit-gaib-prabu-siliwangi-di-pura-jagatkartta-bogor
 

https://featureb.wordpress.com/2016/06/20/surga-kecil-penuh-misteri/