覚え書き:PuTTYはつながるのにWinSCPがエラーになる件 | 瓢箪仙人のブログ

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ネットで調べてわかったこと、自分が飲んだワインの感想の備忘録としてのひとりごと。自分自身の備忘録となるとともに、読者の皆様の参考になるような情報提供となるよう、努めていきたいと思っています。('21.11.12. 東京都小金井市 ジュウガツザクラ)

SSHを利用するためCygwinを使っている。

ある日、PuTTYはつながるのにWinSCPが"Server refused our key" エラーになり接続できなくなった事に気づいた。

 
WinSCPを安定版で最新のものにであるver.5.19.5にしても同様だった。
 
何が問題か、散々ググって調べたところ、日本語のページで参考になるものは見つからず、仕方なく英語のページも漁っていたら、

 


にたどり着いた。そこからさらに、

 


が引用されていて、

 

OpenSSH 8.8 disabled ssh-rsa by default. Until WinSCP 5.20 is released, add this to server's sshd_config to re-enable it: PubkeyAcceptedAlgorithms +ssh-rsa 

 

と書かれている。

 

せっかくRSA/SHA1 が無効化されたOpenSSH 8.8を、sshd_configに PubkeyAcceptedAlgorithmsを追記して復活させるのも何なので、WinSCP 5.20はこの記事を書いている時点(2021.12.2)ではベータ版のWinSCP-5.20.betaだったが、やむなく試してみると接続できた。

 

Cygwinは時々アップデートしているのだが、最新のsetup-x86_64.exeをダウンロードしておまかせでアップデートしきたため、OpenSSHが8.8にアップデートされてWinSCP-5.19以前では使えなくなったと言うことだった。

 

試しに、CygwinのOpenSSHを8.7に戻すと、WinSCP-5.19以前でも、問題なく接続できる事もわかったので、ベータ版のWinSCP-5.20.betaがいやなら、RSA/SHA1を許しCygwinのOpenSSHを8.7に戻すことで使えるようになる。

 

WinSCPのエラーのコメントが"Server refused our key"ではなく "RSA/SHA1 must be enabled"とでもなっていれば、少しは楽に解決できた気がする。