スマホからアメブロが書けないみたい??

固まったままなんですけど。

 

 

『海の上のピアニスト』の主人公1900(ナインティハンドレッドという変わった名前。本当はもっと長い名前)に、エンニオ氏が自分を重ね合わせていた、という事実がズーンときてまして。

 

船の上で産み捨てられた赤ん坊が、主人公1900。

彼は船の上で生まれ、ずっと船の中で育ち成長し、興味を覚えたピアノを学んで、船の上だけで演奏するピアニストになった。

 

しかしよく考えてみると。

エンニオ氏も、我々も、気がついたら船の中にいましたよね。

自分の名前を船名にした、大きな船。

乗客は、自分ただ一人。

降りることのない船に、カエサルもあなたも、それぞれ乗っている。

船の中は一人だけど、他の船は周りに見えている。

家族の船、友達の船、近所の人の船、職場の人の船、その他いっぱい。

でも、自分という名の船はただ一隻だけで、これからどこへ行くのかも何をするのかも自分で決めて航海している。

降りるときは、すなわち死ぬとき。

そんな船に、誰もが乗っているんです。

 

今夜も、エンニオ氏の旋律に満たされながら、眠るとします。

 

 

 

↑イタリア完全版は170分らしい。ひえー、長いな(笑)

トルナトーレ監督は、国際版と完全版を使い分けてるな