註:2021年1月に書いた記事の再録になります
フロリダ州オーランドのとあるレストラン。
テーブル席に座る家族連れの中で、その少年だけが注文をしない……
アレルギー等持ってるかもしれないので、店の料理に問題があるのか、とウェイトレス兼マネージャーのカルバルホさんが両親に尋ねると、自宅で食べるので少年の注文はいらない、という父親の返答だった。
少年は痩せてみえるうえ、眉間に大きなひっかき傷があった。
そして数分後に戻って少年の顔をみると、目の横に殴られたような痣ができていた……
「あなたは助けが必要ですか?」のメモを、両親に気づかれないよう少年に見せると、彼は頷いた。
カルバルホさんは警察に通報し、少年は病院へ運ばれた。
調べによって、継父の児童虐待と、母親の育児放棄が発覚し、逮捕。
少年は足首と首を縛られ、ドアに逆さ吊りにされたこともあったそう。
11才の彼は平均体重より9キロも少なかった。
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カエサルは基本、ひとの生活に干渉しない性格です。
同居人であるパトナに対してすら、あれしろこれしろなんて言ってない、はず。
干渉しないから、こちらにも干渉してこないように、というスタンス。
まぁ、パトナはめちゃくちゃ干渉してきますし、一緒になってから自由はなくなりましたが(笑)、まぁそれは当たり前のことでしょう。
いやなら、ひとりで生きればいいだけのこと。
それはさておき、だからもしカルバルホさんのような立場になったとき、同じように勇敢に行動できるかな、と大いに疑問です。
それぞれ家族には事情があるから、好きにやらせたらいいんじゃないか、と濁してしまうのではないか。
それでは、ダメなんですよね!
このニュースを見ても、そこは非常に重く感じました。
間違いでもいいから、気になることがあったら、動かないといけない。
痩せている少年、顔に傷があり、ひとりだけ注文をしない。
おかしいぞ、と思うセンサー。
この話で1つ疑問だったのは、虐待しているのになぜレストランに連れてきたのか、ということだったんです。
いろいろ考えて、思いつき、鳥肌がたちました。
1つは、逃げてしまわないように監視する、ということ。11才の少年は家から逃げるかもしれない。精神的に逃げないよう洗脳してるとは思いますが。
もう1つは、両親が美味しく食べている姿を空腹な少年に見せつける、ということ。
ダブルの虐待。
カエサルが思いついた可能性ですが、なんと酷い仕打ちでしょうか。
こういった虐待を受けている少年少女が日本にもいます。
いるんです。そしてコロナ禍の中、増えている。
我々大人が、センサーの感度をあげて、あとで怒られてもいいから行動していく、というのがすごく必要なことだ、と今回肝に銘じました。