The Restrictive Red Blood Cell Transfusion Strategy for Critically Injured Patients (RESTRIC) trial: a cluster-randomized, crossover, non-inferiority multicenter trial of restrictive transfusion in trauma
J Intensive Care. 2023 Jul 24;11(1):34. 
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 外傷性出血性ショックもしくはショックになりそうな成人患者に対し、RBC投与目標を従来の7-9g/dLにするか、10-12g/dLにするかの2群に割り付け、28日生存率を見た前向き試験。対象期間は2019年-2021年で、日本の22医療機関が参加している。心停止症例や転院症例、熱傷、妊婦などは除外されている。なお、Hbは目標値であり、実際にそうなっていない症例も含まれる。適格患者数は1,045名であり、同意が得られない患者を除いて7-9g/dL群が216人、10-12g/dL群が195人となった。結果的に28日生存率に群間有意差なし。合併症発生率にも差がない。
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 頭部外傷合併例や、基礎疾患に心不全がある症例では10g/dLを目標にするというのがある程度コンセンサスが得られていると思うが、色々な領域において制限輸血でいいのではという結果が続々と出続けている。ただ、外傷の場合は活動性出血がある時に、目標としたHbに届かないことがしばしばあるため、7-9g/dLを目標としていて気が付いたら5g/dLとかになっていることもありそうな気がするので要注意。