さぁ、計算力チェックをしよう。紙とペンを用意しよう。
今から出題する問題を筆算をせずに計算しよう。どのくらい計算力があるかチェックしよう!!
①35×18
②228×5
③31÷25
この三つ。時間は1分半。スタート!!
答え合わせの時間です。
まさか筆算なんてしないだろうな。
①から頭の中で必死に計算をした人。まだまだだなぁ~(・∀・)実は小学生でも知っている「工夫して計算しない」という問題である。では解説に移ろう。
①はどう考える?
35に注目するのではなく、18に注目。18はどういう組み合わせの掛け算からなっているかを考えるとすぐに計算式がでる。つまり、18=2×9である。もう感のいい人は気づいたかな?掛け算はどういう順序で計算しても同じ答になる。これを利用すれば、「(35×2)×9」となる。
35×2はすぐに70と計算でき、70×9は630となる。
②はどうだろう?
これは少し難しいが、5に注目。単純に答だけを求めればすぐに1140と暗算ででそうだが、工夫して安全に計算しよう。5はどういう組成になっているか考える。そうすると、5=10÷2と発想の転換ができた人はいるだろうか?
この後は10倍してから2で割るのもいいけど、数が大きくなるから2で割ってから10をかける。
(228÷2)×10=1140となる。
ポイントは「×5」の賢い解き方である。
最後に③である。
②と同じは発想で解いてみよう。「÷25」はどうする?もうわかるな!切りのいい数字「100」がポイントである。
そうすると。「÷25」=「×4÷100」である。順番は逆であるが、なぜそうしたかは計算をしやすくするためである。よって、31÷25=31×4÷100
124÷100=1.24となる。
今回は先に4倍して、後から100倍したのである。
実はみんな小学生のときに経験した問題なのである。この柔軟な発想が「計算視力」というもので、ある程度のパターンを暗記してしまえば、「数遊び」のようなものになる。数学の証明問題の行数を1行でも多く減らすことができることに繋がるぞ!!
次回は算数・数学のまとめを書きます。