数学や算数が嫌い、苦手な人が世の中にはたくさんいる。どうしてそうなってしまったのだろうか?考えたことはあるかな?
おそらく自分自身をとりまく環境がそうしてしまったのだろうと考えられる。算数や数学ができない人がよく「数学なんて、将来使わないから勉強しても無駄。」という人がいる。英語でも同じ。できない人ほど「ここは日本だから。」という。
しかし、英語もそうだけれど、数学もとても大切な教科だ。
数学って何を学ぶ科目だろう?
それは「数学的思考」、つまり、ものの考え方や論理の進め方などを学ぶのが数学の基本である。
数学は受験のために勉強をしているとなると成績はなかなか伸びない。
もっと根の部分がどうなっているか考えてみよう。
例えば株の儲け話を持ちかけられたとしよう。「今後値上がりするから絶対に買った方がいいよ。」と。
みんなはどう考える?
ここで数学力のある人なら
①最終的にいくらの儲けがうまれるのか?
②その保証は?
③おかしな点はないか
など冷静に判断ができる。
「よし、じゃあ買うか!」って思った人、株価大暴落で大損しないように気をつけよう。
また、数学力を鍛えることで「真実を見抜く力」がつくのである。これは将来、絶対に役に立つ。
それは怪しい儲け話、詐欺、犯罪から自分を守りぬく術につながる。
数学力が役に立つのはそれだけではない。就職や転職を考えるときも、メリットとデメリットを冷静に考えることができる。
どうだろう、ちょっとは数学に対する苦手意識をかえられたかな?
それでもまだダメという人。できる人のノート、特に計算式を見てみるといい。自分との差は何か、できる人はここでこんな計算式を立てるのかと理解できるだろう。
記述式の証明問題は、いかに無駄を省き、模範解答よりも行数を減らすことができるかが数学力というものだろう。ここまでたどり着くと東大入試も楽勝だね!