中学生の学習ではcanとbe able toの違いはなく、「~できる」という意味で統一されている。
しかし言葉のニュアンスには微妙な違いがある。だから言い換えがあるのである。
canは「身についている能力」を表し、be able toは「一時的な能力」を表すのである。
The baby cannot walk yet.(赤ん坊はまだ歩けない。)
⇒赤ん坊だけでなく、人は時間と共にある能力を身につける。この場合は、まだ歩く能力を身につけていないということである。
John isn't able to walk because of his sore feet.(ジョンは足が痛くて歩けない。)
⇒この場合は足の痛みは一時的なものと理解できるだろう。つまり治療して治る瞬間の痛みである。
また、canは「気持ち」のうえでそうすることができるかどうかを示す場合もある。
I couldn't shoot the bear because I couldn't bring myself to do so.
(どうしても気が進まなくて、熊が撃てなかった)
一方、be able toは、あることが実際にできるかどうかを示している。
I wasn't able to shoot the bear because my rifle did not fire.
(ライフルが発射しなかったので、熊が撃てなかった。)
わかったかな?実際に「willとbe going to」にも違いがあるぞ。これからは正しい言葉の使い方を覚えよう!