「must」や「have to」の意味は知っての通り「~しなければならない」という義務や必要の意味がある。
例① You must keep silent in the library. (図書館では私語はつつしまなければならない。)
例② You have to think twice before you buy anything. (物を買う前には良く考えなければならない。)
ではネイティブの視点から見るとどのような差があるのだろうか?
mustには話し手の意思・命令が含まれていて、have toには周囲の事情を表す必要性を示す。
恋愛ネタが好きな人は、ここからは話を想像してほしい。
「これから男が勝負という夜」の状況で、男が度胸なくこう言う。
I have to go.(行かなくちゃ。)
女性からしたらがっかりの展開かもしれないが、帰らなくてはならなくなった。でもこのhave toは必要性を表すから決して女性を嫌いになったわけではない。度胸のない男のセリフである。
でもこう言われたらどうする?
I must go.(行かなくちゃ。)
mustには話し手の意思を表すから、完全に女性を嫌いになってしまったという展開になる。
同じような意味でも微妙にニュアンスが違ってくる。学校では教えてくれないぞ!
これから少しずつ言葉のニュアンスを理解しよう。
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