昨日は加入情報だったので、今日は退団情報についてです。

まずは契約満了で退団する選手です。

 

★トム・イーブス(30) イングランド FW

★トム・ハドルストーン(35) イングランド元代表 MF

★リチャード・スモールウッド(31) イングランド MF

 

2018-2019シーズンに3部で21ゴールを挙げたイーブスは、2019年の夏にハルに加入して3年間在籍しました。

加入当初から190を超える長身でCFを張り、チームの攻撃を支えてくれました。

今シーズンもチームが得点力不足で苦しむ中、ターゲットマンとして5ゴールをあげました。

ハルの3年間でリーグ戦97試合14ゴール6アシストという成績でした。

ハルとしては若返りの方針と、やはり点取り屋の急募もあって来年の契約は結ばないということでしょう。

来シーズンは今シーズン3部で2位に入り、昇格を果たしたロザラムに移籍して、ハルとも戦うことになります。

 

ハドルストーンはトッテナムでの活躍で有名な元イングランド代表ボランチです。

2013-2014シーズンに当時プレミアリーグだったハルに一度加入しました。

チームが降格して2度目の昇格を果たした際もチームに残り続けてくれました。

2度目の2部降格の際に一度はダービーに移籍しました。

その後2020-2021シーズンは所属先が決まらず、フリーエージェントとなっていました。

今シーズン開始時にハルに電撃復帰してくれた際には、ファンからも歓喜の声が上がったものでした。

しかし年齢から衰えは隠せず、11試合の出場に終わりました。

ハル在籍5年間でリーグ戦149試合6ゴール6アシストでした。

来年の所属先は未だ決まっておらず、年齢からも現役引退という可能性が考えられます。

 

スモールウッドは昨シーズンのハルのキャプテンでした。

豊富な運動量で中盤を支配するボランチでしたが、契約非更新となりました。

2020年の夏にブラックバーンから加入して、チームの2部昇格に貢献してくれました。

派手なプレーが少ないですが、堅実な守りで今年の残留の立役者でもあります。

今年はハル加入後初ゴールを含む2ゴールをあげました。

特に2ゴール目であるコヴェントリー戦のゴールは、彼らしくなく3列目からの飛び出しを見せてくれました。

ハルの2年間で69試合2ゴール2アシストでした。

来年は3部のブラッドフォード・シティに移籍します。

 

 

次に放出、または引き抜きがあるという噂の選手です。

★マリック・ウィルクス(23) イングランド FW

★タイラー・スミス(23) イングランド FW

★カラム・エルダー(27) オーストリア代表 DF

★アンディ・キャノン(26) イングランド MF

★キーン・ルイスポッター(21) イングランドU21代表 FW

 

ウィルクスは昨年の3部優勝に貢献した若きウィンガーです。

3部で19ゴールを挙げ今シーズンも活躍が期待されましたが、怪我で離脱した挙句、監督交代以降ほとんど使われなくなり20試合で3ゴールという成績に終わってしまいました。

個人的には体の強さもあり残ってほしい選手でしたが、双方合意のうえで移籍となるそうです。

今のところのうわさでは3部のシェフィールド・ウェンズデイが有力だそうです。

 

スミスは今シーズンからシェフィールド・ユナイテッドより加入したFWです。

昨シーズン期限付き移籍でプレーしたスウィンドンタウンでは、3部ながら7ゴールをあげました。

期待された今シーズンですが、CFとしてはほとんどチャンスを作れず、1ゴールに終わりました。

こちらもシェフィールド・ウェンズデイのうわさがありますが、ウィルクスほど有力ではなさそうです。

 

エルダーはオーストリア代表の左サイドバックです。

2019-2020シーズンから加入すると、すぐに主力となりました。

今シーズンは3-5-2の左サイドハーフでの出場が多かったです。

リーグ戦ではフレミングなどとポジションを争い、28試合1ゴールという成績でした。

オーストリア代表ではメンバーには入りますが、出場機会はほとんどない選手です。

こちらはオファーがあれば放出するといううわさなので、まだ戦力として考えられてはいるのでしょう。

 

キャノンは今夏にポーツマスから加入しましたが、冬に5部のストックポートに期限付き移籍していました。

ハルの今シーズン初ゴールを決めた選手でしたが、早い段階で戦力外となってしまいました。

ストックポートでは7試合1ゴールという成績でしたが、優勝に貢献しました。

そのストックポートが完全移籍で欲しがっているといううわさがあり、ハルとしてもその合意に積極的でしょう。

 

最後にイングランド代表の未来を担うかもしれないKLPです。

ハルのユース出身で、今やチームに欠かせない存在です。

先日はU21イングランド代表にも召集され、初ゴールもあげました。

昨シーズンは3部で13ゴールをあげ、今シーズンは全試合に出場してチームトップの12ゴールを奪いました。

今夏のプレミアリーグの移籍市場でも何かと取りざたされていますが、エヴァートンとウェストハムが有力と言われています。

他にもブレントフォードやリーズなども積極的に交渉しているようです。

KLPに関しては冬にもトッテナムからオファーがあったそうですが、ハルとしては絶対に放出しない意向を示しているそうです。

まあ明らかに2部にいるべき選手ではないのは確かですし、本人としても早いうちにビッグクラブへステップアップしたいでしょう。

ハルとしてはそれもあって、ウィンガーの補強をたくさん行っていますが、KLPを残すのが最優先らしいです。

KLPはハルサポからすると岐阜でいう古橋のような存在ですので、やはり出ていってほしくないのが本心です。

 

 

というわけでここまで見てきましたが、主力の流出はほとんどなさそうですし、KLPに関しても個人的にはそこまで心配していません。

ウィルクスを含め数年在籍していた選手の退団は残念ですが、来年以降の活躍を期待しています。

移籍情報に関しては今後も随時していきます。