こんばんは。gainaです。

今日の大阪は暖かくて、良い天気

だったんで、とても過ごしやすかった。

 

 

少し昔のお話。

 

コロナが流行り始めたころの

2020年夏過ぎの話です。

 

私は、一週間大阪から東京に

出張に来ていました。普段会えない

取引先のところへ営業で挨拶まわりを

していた。

 

普段の営業活動は、一人で回ることが

ほとんどなんですが、その時は同行営業で

上司と一緒でした。

正直苦手な人というか、お客様より

何か気を使ってしまうんですよね。

 

まぁ、私の性格が問題なんですけどね(苦笑)。

 

ただ、その日の上司はちょっと体調悪かった

みたいで、移動の車中でもしんどそうでした。

(まさかあんなことになるとは・・)

 

時間が経つにつれて、何かちょっと様子が

おかしくなって、目の奥が重くてちょっと視界が

悪くなっていると言われたんです。

 

取引先近くの駐車場に到着しても

車から降りれそうになくて

しかたなく、私一人だけ訪問。

車の中で待機してもらっていました。

 

その後、商談が終わって次の

取引先様のところへ向かっても

体調が優れず、眼球が圧迫される

感じがするらしく、ちょっと

眼科で診察してもらうとのこと。

 

ただ、私は嫌な予感がしたんです。

これ、脳梗塞の前兆ちゃう?って

思ったんです。

 

私は、コンビニのトイレ行くふり

して、スマホでパパッと調べたら

やっぱり怪しい。

 

すぐに信頼できる会社の事務員に

電話して、出張先近くで検査して

もらえそうな病院をピックアップして

もらった。そして、眼科じゃなくて

近くの総合病院に駆け込んだ。

その時点で上司は、車いすじゃないと

動けない状態だった。

 

で、すぐに検査したら即入院。

手術するほどではなかったが、

あのまま一緒に営業回っていたら

大変なことになっていた。

 

上司の奥さんに連絡を入れて状況を説明し、

翌日、病院迄大阪から来ていただくことに

なった。

 

私はとにかく必死でした。

「命を救う」と言った大それたこと

ではないが、彼の人生をこんなとこで

終わらしたら家族も悲しむって思った。

 

その後、一週間程入院して大阪に戻れる

ようになれば、紹介した病院に数日

通えばまた元気になるからと先生に

言われたとのこと。

 

ほっとしたのも束の間で、何故か上司は

大阪から車で東京迄来ていた。滝汗滝汗

 

長距離運転が苦手でしたが、

私は大阪まで休憩を重ねながら

10時間位かけて東京から大阪にある

彼の家の駐車場迄車を運転した。

 

その時は、とにかく必死だったが

今振り返るとそこまでしなくて

よかったんじゃない?って

思っています。キョロキョロキョロキョロ

 

ここまでの話ならまぁ世間でも

たまに聞くような話で終わるんだけど、

元気になった彼は、普段と変わらず

苦手な上司だった。

 

助けられた事は、「借りを作る」みたいで

いやだったのか、当時のことをなかった

ことにしたいのだろうか・・。

 

別に助けたからといって、

何か求めることは特にはないのだが、

なんだかなぁって感じでした。

 

それからも色々あったが、

自分の中で、色々変化も起きてきた。

そんな時にふと思ってしまったんです。

 

もし、私が逆の立場で脳梗塞になりかけたら

あの人は、当時の私と同じような危険を察知

してくれただろうか。

 

そしたら不安になってしまったんですよね。

起きてない事を想像してもしかたないんですけど、

普段の言動と行動からしたらその不安が拭いきれ

なかったんですよね。

 

今、私の存在を必要としてくれる人がいて

その人の言動と行動は本当に信用できるもの

だった。

 

ビジネスをする上で、どこに自分の価値観を

置くかは、とても重要になってくる。

25年以上、社会人(会社員)をやってきて

感じることは、やはり責任ある言動と行動を

し続けることがいかに大事かってことだ。

 

それは、平社員だろうが管理職だろうが

役員だろうが、経営者だろうが関係ないと

思っています。

 

 

私はこれから先、自分の価値観を信じて

残りの25年間「社会貢献」をしていこうと

思っています。

直近の5年間では、ある意味人間臭い部分を

社会で学ぶことができた。

 

そして、今は大切な本物の仲間達もいる。

 

「死」というものを身近に感じると

人間ってなんか強くなるみたい。

 

これから限りある自分の命(人生)を

後悔せずに過ごしていきたいと思っています。

 

今日も長文になりましたが、最後まで

読んでいただきましてありがとうございます。

 

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それでは、おやすみなさい。