証券外務員K野です。
当ブログは投資勧誘を目的として作成したものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、ご覧になられている皆様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当ブログ内の情報は信頼できると考えられる情報を基に作成することを心掛けておりますが、その正確性及び完全性に関してK野は一切責任を負いません。当ブログに記載されている意見等は作成日における判断であることにご注意下さい。
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「保存」の大切さ

私はブログを書く際に、テキスト入力欄とにらめっこしながら書いているのですが、BRICsについてかなり綿密に(ブラジルだけ直近の情報が全く入手できませんでしたが‥)書いたのですが、たった今、パソコンがフリーズしました。もはや書く気力がありませぬ‥。結論だけ書いておきます。良くわからないものを買うときは逃げ足は早く、つまらぬ意地ははらぬよう‥です。

どの国の通貨に預金すれば一番得をするのか?

 ビックマック平価(http://www.economist.com/markets/Bigmac/Index.cfm)を見る限り、主要国通貨において投資対象としての魅力十分の円が強くならないのにはいくつかの理由が考えられると思います。第一に、安全資産利子率が相当低い、つまり低金利であることで海外からのマネーを呼び込めていない事、第二に日本の債券市場が株式市場ほど開かれた存在ではなく、国債のほとんどが国内で消化されていることによって、これまたマネーが入らない事があげられます。本当にそれが理由なのかはさておいて、量的緩和の出口が見え始めた今、高金利狙いの外貨投資には多少の慎重さが必要ではないかと思います。
 直近で目立った上昇を見せている通貨といえば、カナダやニュージーランドでしょうか。どちらも経済の拡大というよりは資源国という側面からの買いに思えます。個人的にはカナダドルの押し目は買いと思います。ただ、いかんせんどこの金融機関でも手数料が高い‥。金利もそれほど高くないので、それなりの期間で保有していないと目立った成果は出ないかも知れません。
 言い忘れましたが、これから長期の外債を買う場合は、より慎重になる必要がありそうです。FRBの継続的な利上げが市場のコンセンサスとなった今、じわりじわりと長期金利にも影響が出てきています。「謎」といわれていた長期金利の停滞にしびれを切らした感があると共に拭えないインフレ懸念、米経済の不透明感は増していると思います。外貨建資産を保有する場合には、日々のマーケットの動きを注視していないと、いつのまにか大損‥なんてことがあるかもしれませんね。 
 さて、結論が出ません(笑 自分で買うとしたら、いつでも解約可能な短期型の米ドル建ですかねぇ。キャピタルゲインならば、事ある毎によく動くユーロ‥でしょうか。いずれにせよ、あまり積極的に投資する対象ではないように思います。

不動産投資は待ち!?

 題材がせっかく与えられているので、自分なりの意見を書いてみようと思います。申し訳ございませんが不動産投資は物件毎で成果が大きく異なりそうなので、不動産投信に置き換えて考えてみます。
 最近の市場のテーマ、それは「利回り」の一語に尽きると思います。急な相場上昇で忘れかけてますが、ちょっと前まで証券会社でよく売れている(今でも一部は結構な勢いで売れます)商品といえば、外貨建商品、不動産投信、高配当に着目した投資信託、仕組み債‥とインカムゲイン重視のものばかりでした。様々なエマージング通貨が取引の対象となり、REITのバリエーションも増えました。これは偏に「超低金利時代」ゆえに起こったことであると考えます。いずれ量的緩和が解除され、長期国債を買い漁っている金融機関から資金余剰感が消えた時、高利回商品の魅力は既に色褪せているかも知れません。
 「金利上昇に伴って不動産の価値もあがるから、不動産投信も値上がりが見込めるのでは?」というご指摘は当然あると思います。現にアメリカでは継続的な利上げがありながら住宅価格は値上がりを続けています。問題はその状況をバブルと見るかどうかであり、私の認識では「米長期金利の停滞がもたらしたバブル」です。日本において同じような現象が起こるかどうかについても、利回りに着目して買われたREIT達は安全資産の金利との利回り格差が低下することで価格は下がるのではないか、と考えていますし、日本の個人が活発に不動産を売買する姿はあまり想像が出来ません。ゆえに「待ち」です。というか、他に投資した方がリターンはいいのでは?と思ってしまいます。

証券外務員とは?

 一般にはなじみがない(と勝手に思っているだけかも知れませんが)言葉です。
 外務員=「証券営業に従事している者」ですが、営業マンだけでなく証券に関わる仕事をしている人という見方で大体間違いありません。試験を受けて合格すると会社が外務員として登録してくれます。試験自体は運転免許試験の学科並ですから、過去問を繰り返し解きさえすれば誰でも取れるといっても過言ではありません。運転も車に乗ることでうまくなるのと同じで、証券外務員も一生懸命働くことで優秀な外務員となっていきますので(なっていかない場合も往々にしてあります)資格という意識は私自身あまり持っておりません。

 証券会社に勤めていると、「株で儲けたり出来るんでしょ?」といった事を時折言われますが、それは大きな間違いです。株式投資(投機ではありませんよ)で給料よりも儲けている外務員がいたら、相当な相場観の持ち主か仕事そっちのけのどちらかでしょう。というのも、証券会社の役職員は業務上知り得た特別な情報を基にして売買等を行ったり、専ら投機的利益の追求を目的とした売買などを行うことが禁じられています。「専ら投機的」というフレーズが実にあいまいではありますが、例えば信用取引は出来ませんし、有価証券の売買には一定の社内規定が設けられていたりします。自分が買った後にお客さんに勧める、なんて事が発覚した日には間違いなく厳罰に処せられますから、良いと思う銘柄でもそう簡単には買えない事情があるんです。しかも、原則、自分の勤めている証券会社にしか発注できないため、手数料の高い証券会社に勤めている人の投資環境は悪いと言えます(笑 私の周りでは、株を買っている人自体は非常に少ないですし、口座すら持っていない輩も存在します。仕事の特性上、今の上昇相場に乗るには株式型の投資信託を買うくらいしか術がないというのは、実に寂しい限りです。

祝・開設

 皆様初めまして。K野です。
 04年より、証券外務員として日々仕事に追われる毎日を過ごしております。たかだか1年ちょっとの経験ではございますが、これを世間様に還元できればと思い、この度ブログを作ることになった次第です。ライブドア騒動や村上ファンドの台頭、IPO人気などなど、株式市場がかつてないほど(‥って、そんなに長生きしていませんが)クローズアップされておりますが、そんな時だからこそ、皆様と、広く証券一般について考えることができればと思っております。読んで頂いた皆様はご意見、ご要望、疑問、質問、誹謗中傷(笑 をお寄せいただければ幸いです。それらによって私自身をもっと成長させていければ、とも考えておりますので、是非コメントをお願いします。今後ともよろしくお願いします。