(前回続き)
血液型の話で少し盛り上がったけど、ふと前に聞いた話を思いだした。。。。
現代の日本では血液型=性格的風潮が定着した(ある企業ではA型しか採用しないとか、チームを血液型で分けるとかってあるらしい)けど世界から見るとこの風潮は異様な光景らしい![]()
なので、彼に聞いてみるとやはり「血液型で人は判断したことないですよ~」との回答。
「じゃ、日本人のこういうのって変に感じるやんね~」と聞くと。小さく気を使いながらうなづいた。(これがA型ッぽいねん!と思ってしまった・・)
少しずつ場もなごみ、終宴に近づき彼と俺はすっかり打ち解けたところで突然、奥さんのお母さんが
「これこないだラスベガスに行った時のお土産やねん
」
とおもむろに箱を取りだした。で、彼に渡し
「英語が読まれへんねん・・・多分お菓子やと思うねんけど・・・ちょっとあんた英語読んで
」と。
きっと考えた末のコミュニケーション方法やってんやろけど、問いかけられた彼は目がキョトン![]()
奥さんが「読んでみたって。。。」と。
彼が箱を見まわし「これお菓子だよ、ここに書いてあるよCANDYって
」と苦笑。
箱を見る限り、ルーレットやダイス、トランプなどベタにラスベガス
のおどろおどろしい色合いの
あやしいイラストに確かに「CANDY
」の文字
珍しいので箱を開けてみると中から棒状の紅色の物体が
早速とばかりにお母さんがひょいっと口に
「おえッ!まずっ!こりゃあっかん!」と吐きだす
「え~どんな味なん・・おえっ!まずっ」と奥さん。。。
「そんなまずないやろ、どれ、おえっ!」と俺。。。。
やらなあかん感じでうちの娘も「おえ~まずい~」と。
それは完全にプラスチックの味しかせえへん代物
何とも石油臭い食べ物で食感は完全にタイヤのゴム
みんなでこりゃあかん。。回収や!って箱に戻してる横で、アフリカの彼が静かにモグモグ・・・・
「まずくないん!」と奥さんの声にわざと反応してないかのように終始無言
もしかして、お母さんが買ってきたものやから、無理して食べてるのか!と思った奥さんが「無理して食べんでもいいよ!」って言った瞬間残りを口に押し込み食べきってしまった。。。
目が少し充血して見えたのは俺だけだろうか。。。
きっと彼なりのお母さんに対する誠意なんやろうと俺は思った。なんてけなげなA型野郎や!と少し感動した。
けどそんな想いをよそにお母さんは「アフリカの人の口にはあうんかぁ
もう1本食べる
」と勧めてた。。。。
関西のおばちゃんが国境をも軽く超えた瞬間でした。。。![]()
そんなこんなで無事(?)顔見世パーティーも終わり俺と彼は用事があるためレストランビルの1階で別れた。
別れる際、彼は遠巻きに俺に向かって親指を立て、ありったけの笑顔で見送ってくれた。。
「グッジョブ
」彼が心でそう言ったのが聞こえた。
確かに目に見えない糸が俺らの間につながったのが見えた
関西のおばちゃんは違う方法で国境を越えたけど、俺はまた世界に仲のいい友人が出来たことに嬉しくなりながら歩いて行ったのでした。。。