テレビのウルトラマンブレーザーは。
 

①地球を守るはずの組織の、偉い人たちの陰謀
②怪獣が、ただ暴れるだけでなく、地球の環境を作り変える的な、何かガイア的な動きをする
③主人公ゲント隊長の妻子や、エミ隊員の父親などの、家族の絆


と言った3本柱のテーマがあり。
 

これがガッツリ噛み合えば超傑作!
外したら、底抜け凡作!
 

になると心配してましたが。


テレビは、ちょっと後者になっちゃったなあ。
「うわ、傑作になりそうなのに、勿体ない」みたいな「スカし」が沢山ありました。

 

でもキャラクターの描き方が良かったから、実は、そんなに嫌いなシリーズではないのです。
あと、特撮は凄かったしね。

で、劇場版。


やっぱしか!
やっぱし、いい感じのSFセンスのアイデアを、ベタなヒューマンドラマで潰すのか!


つか、今時
「軍事産業の社長のパパが、忙しくてかまってくれないから、パパがこっそり研究しているデビルガンダム細胞で、怪獣になっちゃえ!大人は汚い!だから霞ヶ関の国会議事堂を壊します」
なんて、やる?


でも特撮は凄いんだ。
あたし、悔しい!
国会議事堂も大破壊するし!
 

あと脚本が中野貴雄さんだからか、ギャグがゲラゲラでした。


「子供は、あっという間に大きくなりますから」「身長50メートルになるとは思わないですよ!」とか。
ゲント隊長が、ブレーザーの悪口を言うたび、ポケットの中のブレーザーストーン(変身アイテム)が熱くなって「あっつ!」というテンドンギャグとか、劇場で声出して笑いました。


意識高い系を狙って滑っている!
なのに嫌いになれない!
それがウルトラマンブレーザー!


あと、幼体と称して、人間大の怪獣がワラワラでる「エイリアン2」みたいな感じも良かったです。


嫌いになれない!
それがウルトラマンブレーザー!