為替・株式・商品★2008年の運用を考える⑮
こんにちは(*^▽^*)
最近好調で、注目を集めている海外先物商品市況ですが、その
主役といえば、まず金があげられますね。
金といえば、中国・インドの経済成長に伴う需要増加や、米経
済の先行き不安を背景に、金価格は上がり続けてきました。
しかし2008年3月17日1033.90ドルの市場最高値を付けた後、大き
く下落し、調整局面にもなっています。
これは今までの信用不安の高まりと、ドル安傾向が一服した為、
投機資金が金市場から流出したためです。
金は基軸通貨である米ドルの代賛資産といえるでしょう。
ですからドルが安くなれば、金が買われる傾向にあるわけです。
今後アメリカ経済の景気は後退し、同時に物価が上昇するという
警戒感から、ドルの先安感は根強くあります。
しかも金の弱点は「金利を生まない」という事ですが、米国の実質金
利はもはやマイナスになっているんです。
この事も金市場にはプラスとなります。
又、金価格の高騰で宝飾品などの需要が冷え込んでいましたの
で、たとえ金市場が下落しても、実需が下支えする可能性もあります。
こういった事を考えれば、金市場の上昇相場はまだしばらく続くよう
にも思えます。
しかし、米国経済の後退が深刻で長期に渡れば、世界経済への
打撃も大きく、いずれは金需要も落ちる事になるでしょう。
どんな商品も上がり続けるというものはなく、下げ基調に転じる時期
が来ますので、ある程度利益が出たら、売却して利益を確定して
おくのも良いかもしれません('-^*)/