為替・株式・新興国★2008年の運用を考える⑩
こんにちは(*^▽^*)
今更ですが米国のサブプライムローン問題が、今後の世界
景気や株価の行方を握っています。
そもそもサブプライムローン関連証券の最終的な担保になっ
ている住宅の価格や、住宅市場の底入れが大きなポイン
トとなるはず。
この観点でみれば米国の中古住宅価格は、確かに前年比で
みた上昇率は急低下しているものの、住宅価格自体は地域
差を平均してみると、それほど大きな下落ではありません。
又住宅の取得能力を表す指標も上昇傾向にあり、住宅は買わ
れやすい状況ともいえるかもしれません。
更にローン金利が低下している為、住宅ローンの借り換え
は急増しています。
又変動金利で借りている人にとっても、今後の返済負担は軽く
なるはずですよね('-^*)/
となればサブプライムローンの延滞率の急上昇や、住宅の担保
処分の急増は回避でき、サブプライム問題の根幹にある、住宅
不況の底入れが期待できそうだともいえます。
ただ、モノライン問題で事がそこだけに止まらず、更に金融機関
の貸し渋りが起こっている事態は根深いものがあります。
更にインフレと景気後退が並存するスタグフレーションが起こりつ
つあり、投資家の心理状況も最悪な状態・・・
金融機関のバランスシートが痛んでいる時は利下げもきかず、
信用収縮が止まらなくなった過去の日本を思い出すと、今後市
場が上向くのはまだ一山も二山もありそうといえるのではないでしょ
うか・・・(/_;)/~~