いっこうに仕事の話が出てこないじゃないかと思ってる方には本当に申し訳なく思っています。でもね、僕的には衝撃的な1日だったんです。この話が終わったら、テレッビの制作の話をしていこうと思っています。
でね、初日ですよ。仕事を始めた初日。『大山のぶ代のおもしろ酒肴』いう本を6時間探し続けたあと、新幹線こだま全駅の駅弁買って来いって。いいます?仕事初日の人間に。多分、人が本当にいなかったんでしょうか?
駅弁の特集の本を何冊も渡されて、これはどうしたものかと悩みました。早く電話しないと、明日の夜には福岡だし。『ヤバい!』しか頭の中になかったですわ。必死で考えたんです。
1.買わなきゃいけない弁当・弁当屋さんの名前・電話番号
この順の表を作る
2.電話しまくる
表を作るのに1時間、間違いがないかチェックして30分。さあ、いよいよ電話地獄。
「『もしもし、フジテレビのおいしいフライパン』と申します。責任者の方いらっしゃいますか?(待ち時間)番組でお弁当を扱うので、明日3つ用意して頂きたいのですが可能でしょうか?6時15分に2番線の一番後ろの扉のところにいますので持ってきていただけまうでしょうか?」
こんな電話を10本ほどしたところで浜谷CADが、
「中村くん、どこに住んでんの?」
「千葉です。」
「千葉!遠いな!今日は帰って、明日10時に来て続きやって」
「はい。」
「お疲れ」
「帰ります。失礼します。」
会社を出たのが22時です。家に帰るのに90分。23:30家に到着予定。明日は10:00出社ってことは、7時起き〜!ラッシュの電車に乗らなきゃいけない。
僕がこの業界を選んだ理由のひとつにラッシュの電車に乗らなくていい業界だったのに。錦糸町から総武線快速に乗り換えて、千葉で降りれば少しだけど時間短縮。
初日実家に帰った僕の姿を見て両親は大爆笑。かなりの形相だったらしい。