円錐形の美しい富士山がとても好きな私は、
毎年一度はその姿を拝みに行きます。
季節ごとにおもむきの異なる表情で楽しませてくれるのですが、
何といっても紅葉の秋と桜のこの季節が一番。
なかでも裾野までキレイに見える雄大な富士山と
桜との素晴らしいコラボを見せてくれるのが春の河口湖です。
産屋ヶ崎や河口湖北岸の桜並木を、
湖面からのちょっと冷たい風と柔らかな
陽光にあたりながら車いすで散策していると、
気分はもう爽快。
桜越しの雪が残る富士山にきらめく湖面を目の前にすれば、
贅沢な春を独り占めしているような、
いつまででも眺めていたくなる絶景に、
時が止まったかの感覚さえ抱かせてくれます。
そんな豊かな気持ちになれるせいなのか、
別にストレスがあるわけではありませんけど、
訪れるたびにリフレッシュし、
そういう時間を持てる喜びと環境に感謝し、
富士山にしぜんと手を合わせたくなる心境になります。
また、どこを向いても絶好の撮影ポイントなので、
高級なカメラを片手にお気に入りのアングルを見つけては、
真剣にシャッターを切る人たちがたくさんいました。
ただ問題は訪れるタイミングで、何度か足を運んでいても、
お天気と桜のちょうどよい時季に恵まれたのは一度しかありません。
春は曇りがちな日が多く、晴天の朝でも、
現地に着くころには雲が出はじめて、たちまち隠れてしまったり、
桜の開花も年によって前後するので、
富士山は見られても散りかけのときもあれば、満
開なのに富士山はまったく見えないときもあったりして、
まさに時の運です。
視覚で春を満喫したあとは、ドライブがてら道の駅に寄って、
フキノトウやタラの芽、ワラビなどの山菜を食したり、
駿河湾の漁港まで足を伸ばしては、
旬の桜エビや地魚で春の味覚も楽しみましたし、
時間に余裕があるときは、
相模湾で捕れる生シラスを目当てに
湘南までドライブしたこともありました。











