腸の清い人は長生き
ロシアの生物学者で、メチニコフ博士は、老衰の原因は、大腸に於けるおびただしい細菌(悪玉菌)が常に分解作用を営んで有害な化学的物質を形成し、それが体内に吸収されて自家中毒を起こし、全身症状となって老衰すると発表しました。
社会生活、文化生活を営むに至った人間は、糞便の貯蔵所である大腸が正しく働いてくれることがますます高まってきましたが、その腐敗作用をどのように防止するかが問題になります。
人間は四つん這い生活から直立するようになったため、大小腸は重畳屈曲し、その結果たくさんのひだが出来るようになりました。それで吸収に都合良くなったが、大腸に糞便が滞りやすくなり、かつ小腸の内壁にも色々な物質がこびりつくようになりました。外国文献には20キロも糞便がたまっているという例を挙げています。
ドイツのヴァレンチン・リガウエル博士は、「人間のいろいろな疾病は、腸に便が
停滞するから起こるので、便通を良くすることは健康上必要なことである」と述べ、中国の道書『抱朴子』には「長生を得と欲せば常に腸内を清くすべし。不死を得んと欲せば、腸内滓(カス)なかるべし」とあります。

飽食時代は腸の時代
急増続ける大腸ガン
「腸が危険にさらされている」最近、このような警鐘を鳴らす医師が増えています。
そういわれるのも当然で、ここ10年以上の大腸ガンの増加ぶりは目を見張らされます。大腸ガンが急増している原因は、食生活が欧米化し、肉などから動物性タンパク質や動物性脂肪、スナック菓子から糖分や脂肪分を取り過ぎるようになったからです。肉を食べ過ぎると、大腸内で有害な腸内細菌が増えて腐敗が進みます。腸内細菌の中には発ガン性物質を作り出すものもあり、それが大腸ガンの発生を増加させています。

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~「腸内クリーニングの驚異」(光岡知足著)より~

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腸が腐るとどうなるか?
100兆個の腸内細菌は、腸内でばらばらに存在するのではなく、善玉菌(ビフィズス菌)と悪玉菌(ウェルシュ菌)が「叢」を作って生息しています。これを腸内フロ―ラと言います。善玉菌は人の健康にとって有用な「発酵型細菌」で、悪玉菌は反対に健康を害する「腐敗型細菌」と言うことが出来ます。現代人は腸内腐敗をもたらす動物性タンパク質や脂肪、化学物質(薬品、農薬、食品添加物、防腐剤等)を毎日取りこんでいます。腸はいわば化学排水を流し込まれて ヘドロ化し、悪臭をはなつ「どぶ川」に似ています。当然ここから発生する有害物質(インドール・スカトール・メタンガス・二酸化炭素・硫化水素・アンモニア)は万病の原因になるのはもちろんの事、さらに恐ろしい事はこの有害物資を除去するために、腸内では大量の活性酸素が発生する事です。この活性酸素が腸内の正常細胞を傷つけて、大腸ガンを作る原因になります。




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