箱根駅伝とRF-ID | IT徒然草 (gaia)

箱根駅伝とRF-ID

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

さて、正月といえば箱根駅伝。学生諸君の走る姿と富士山・箱根の映像が、新春気分を盛り立ててくれる。

実は中継所近くに私の自宅はあるので、去年から現地で声援を送っている。そこでは自分の大学を応援するために学生自身が作ったスポーツ新聞を配布しており、愛校精神というものを感じて嬉しくなる。

今日も襷リレーを目の前で見ることができた。鳴り物入りで登場した中央大の選手が目の前で力尽きていた。まさに全力疾走という感じであった。

ところで、そこには何か場違いな八木アンテナが、中継ライン上に向けられていた。指向性の高いアンテナのようで、長さもUHFのものより短い。

家に帰って調べてみると、CITIZENのマラソン計測システムのようだ。選手のゼッケンや靴にICチップを取り付け、それをゴールなどに設置した読取センサーが受信し、リアルタイムに計測するというものだ。

■マラソン・駅伝タイム計測に、ICチップによる自動計測システムを本格導入
http://www.citizen.co.jp/release/02/021225ch.htm

いわゆるICチップ(RF-ID)には極小電池を内臓して自分から電波を出すものと、電磁誘導によって電流を生じ電波を出すものとがあるが、今回の場合は離れた場所から測定するので、前者のものではないかと思う。

勿論、スポーツの計時は失敗が許されないので、大会関係者がストップウォッチ片手に人手でも計測しており、それを踏まえて公式記録となるようだ。