これまでは、電気を発電所が作り、家庭、オフィス、公共施設などに届けていました。

発電した電気を契約した場所に送るという、発電所から一つの方向でしか電気を送っていませんでした。

ですが、各家庭で電気を作ったり、ミニ発電所を沢山作って、それをシェアする社会と言うのも未来の世界では必要ではないでしょうか?

Wi-Fiが作るコミュニティー

例えば電気自動車ですが、作った電気を貯められることから「移動する蓄電池」として、エネルギーを介した地域の繋がりをこれから更に広げる役割が期待されています。

V2H(Vehicle to Home)・V2G(Vehicle to Grid)を活用し、クルマに蓄えた電気を買い物ついでにスーパーに提供すれば、ポイントが貰える。

電気もポイントとなれば、なんか嬉しいですよね。

地域内で再生可能エネルギーの「つくる」「ためる」「つかう」を共有し、余った電力は丁度いい量とタイミングで地域の「つかう」に回していく。

Wi-Fiで繋がればこんな未来像が見えてきます。

地域と共にサスティナブル(持続可能)な社会をつくる

発電したら決められた場所に送るのが従来のやり方です。

考えられているのは、これまで一方向だったエネルギーを必要な施設や場所や家庭やオフィスからも送る。

ミニ発電所で作った電気をシェアするという考え方はエネルギーをみんなで自由にやりとりして、暮らしや仕事を支え合う。

そんな考えの元、大手企業の「DENSO」は各地域にVPP(ヴァーチャル・パワー・プラント(仮想発電所))をインフラとする事でこの構想の実現に取り組んでいます。

VPPと言うのは、名前が表す通り、太陽光発電や蓄電池、電気自動車(EV)や住宅設備などをまとめて管理し、地域の発電、蓄電、需要を「まるで一つの発電所」のようにコントロールしたり管理する仕組みです。

これはWi-Fiで企業、個人、設備をつなぎ効率の良いエネルギー活用を実現しようとするものです。

まとめ

Wi-Fiで電力を地域でシェアする事で効率よくカバーできれば、さらに、二酸化炭素の排出量を抑える事が出来ます。

インターネットというのは新しいインフラとも言われています。

地域で電力をシェアし合う事で、少なからず地域でのつながりが持てそうです。

こんな未来は早く来て欲しいですね。