CRAZY FRUITS

CRAZY FRUITS

日々の徒然なること。

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先週末、「隣る人」という映画を観てきました。

以前から見たかったのですが、

ちょうど前回の上映期間は次男の産褥期で

ずっと気持ちを温めており、

ようやく今回ポレポレ東中野で再度上映ということで

単身行ってきました。

これは「光の子の家」という

実際にある児童養護施設のドキュメンタリーで、

BGMもなく、すべてその場の音、という。

実際に暮らす子どもたちと職員さんのおはなし。

「感動したわーー」とか

「泣けたわーー」とかそんな一筋縄では語れないのだけど

本当にいい映画でした。

観終わったあとは放心状態で、

いろんなことを反芻しながら帰路につきました。

思ったのは

「お腹を痛めた子だから可愛いのよ~」

という定説?。

あれはうそやわ、と。

実際、そう感じました。


お腹の痛みなんて結構すぐ忘れてしまう。


けれど、泣いたり笑ったり、一緒に過ごして、

苦楽をともにするから可愛いんだろうなあ、と。


一人目の産後とか、しんどすぎて

自分が貴族か何かで、乳母がいて

保育やってくれないかなー、とか思ったりして。


でも、たぶん実際そうだったら

今ほどわが子は愛おしくないのかもしれない。

衝突があって、でも乗り越えて関係を築く過程があり

だからこそ情がわいて、愛おしくなるのかな、と。

人間にはそういう力が備わってるんだと思いました。

それを引き受けて、ぶつかりあって、

莫大なエネルギーを使って

愛情を注いでくれる、「隣る人」である職員さんたちは

本当にすごいな、と思いました。

そうやって彼らのHOMEになろうと

心の軸になろうとする姿。

“どんなあなたも大好き”って包み込んでくれる姿。

人間てこの一言の為に生きているといっても

過言じゃない、と思う。

誰しもがきっと死ぬまでそれを求めているのだと思う。


これ親子にかぎったことじゃなく、パートナーとも

隣れているかな。

ぶつかりを避けてはいないかな。


また観たいです。

そして、

ほんとにいろんな人に見てほしい映画です。


CRAZY FRUITS
気づけばもう三月。。

育児休業最終月に突入してしまいました。


のんびりしてそうで

実はいろいろ毎日すっごーく思うことはあるのですが、

筆不精でいけない。


実は今、あるチャレンジを企てていて、

その話はおいおい。



先日無事に次男坊の保育園も決まり(長男と同じところ!)

手続きをすすめたりして、

ああ、私も復帰するのだなあ、と。


なぜか、そういうのを察してか

次男坊、急にごはんもりもり、まあ補う程度に

哺乳瓶やコップでミルクがぶがぶ飲めるようになり、

卒乳のような、断乳?をすることができました。


長男は通園しながらも半年は授乳を続けていたので


本当に同じお腹から出てきてもひとってそれぞれだなあ、と。



前回の育休中は、まあ、長男がよく寝る、というのもあったのですが

何か、手に職をつける資格、とか

もやもやしながら、そういうものに無駄なお金と時間を使ったりしていたのですが、


今回はほとんどそういう方向には走らず、

結果的にすごく人生について考えました。


それは大切な人の死とかも影響あったのだけど。


自分の人生をどう過ごしていくかという、

結局、生きたいように生きるということが

明確になったような休業期間で。


以前は自由に生きるなら自由業だ~


とか短絡的だったのですが。


自分を自由にするスイッチみたいのは、

どんな状況でも自分の中にあるなあ、と気づいたというか。


ほんとうに不思議とそういう時期に、子どもがやってきてくれたのだと

パズルのピースがぴたっ、ぴたっ、と

はまるようなことが多い一年でした。


仕事、、ハテ?、、と

社会的には浦島太郎状態なのですが、


ここで自分を見つめなおせた、というのは自分の中では大きな飛躍かと。


大げさにいうと、軸が出来た、というのかな。


あとは、それを外に表す勇気だなあ。。


いうても、子どもは勝手にどんどん

わたしなんかの想像を絶する速度で成長してます。


昨年お腹の中だったひとが、

ヘルメットで自転車に乗っておる。。

おお、ヒトになってきたよ。。。




西東京プレーパークキャラバンさん主催の
「プレーリーダー養成講座」②いってきました。


朝から、オムツを洗濯してしまい、吸収体ポリマーがあぼーん、

そして車で送ってくれた旦那に家の鍵を託すのをわすれて、あぼーーん、

そんなこんなでしたが、、


さてさて、講師はやんちゃさんこと遠藤亮介さんfromヨコハマ。


身体から遊ぶぞ~!みたいなオーラがあふれておられました。


それを察してか抱っこの次男坊も、終始笑顔を送り続けてました。



講義!って感じは全然なく、ワールドカフェ形式で

いい大人がwみんなで「遊び」について真剣に考える時間。


年齢差は大学生もいらしてけっこうひらいているものの、
代表的な「遊び」ってあまり変わっていないね、とか。


話しやすい雰囲気だったのでついつい口にしたのですが、
「お酒飲んでほろ酔いで子供と遊んだら超たのしかったw」

とわたし・・・。初対面でこんなこと言ってよいのかな、と思いつつ・・・


「わかるーー!」と共感していただけて。



で、、
何がいいたいかというと

お酒を飲むのが重要じゃなくてww、

”リミッターをはずす”


というキーワードが飛出し、


そうそう、大人だからここは注意しなくちゃ、とか
そういうカタクルシサを
すこしとっぱらった状態が子供を生き生きさせ、
また大人も本気(マジ)で楽しめるのではないか、と。


それを自然と誘発できるような、遊び、遊び場っていいな、という
話になりました。


また最近、「駄菓子屋のおばちゃん」みたいな存在、って
今無くなってるよね、という話。

「あんた、甘いもん買い過ぎだよ!」みたいな。


自分とこの儲けになるのにさw
それでも、一言言わないと気が済まない。
おせっかいな人ね。


でも、こどもの心の拠り所でもある、という。


また、やんちゃさんが

「街にいい感じの酔っ払いもいなくなったね」、という話も。

そうそう、子供のころ結構いましたよね。


でも、偶然にもこの講座終わってから長男と公園に行ったら
いい感じの酔っ払い、いたんですよ!

「ぼく、何歳だ?」
「三歳か、おー、おりこうだ。
 ぼく、親の言うことはきかないとだめだぞ?きいてるか?ん?」

みたいな会話をやりとりしてましたが、

完全に赤ら顔でしたがww。

私が「いう事をききなさい!」と叱ったりするのとは
また違う、何か感じるものが、あったのではないかな。


私は実家が飲み屋なので、ありとあらゆる種類の酔っ払いを見、
人生の酸いも甘いもwみつめてまいりましたが、


酔っ払いに限らず、子供どうしの友達だけでなく
いろんな大人とも関わること、
これは社会にでてやっていく上でも重要だと思う。


そして関われる場が少なくなっている今、
そういう場を大人が作ってあげることが必要なんだと感じました。


時にはほろ酔いで・・・w