こんにちは、GAFS2年の川村です。
9月になり、今年ももう三分の二が終わってしまいましたね。
9月と言えば、ちょうど1年前の今頃、僕はイングランドのオックスフォードにいました。
3週間の短期留学のプログラムに参加していたのですが、ちょうどプログラムの半分を消化した頃でしょうか。
今回はその滞在経験を書きたいと思います。
いつものGAFSの学術的な内容ではなく、普通のブログ(日記)っぽく書いてみます。
滞在経験と言っても旅ではなく短期留学なので生活はパターン化していて、それを3週間分つらつらと書いても面白くないので、自分が感じたことや、実際に役に立つかどうかわかりませんが、これからイングランド(主にロンドン近郊)に行く機会がある人に有意義と思われる情報などを書きたいと思います。
日本を出発して約12時間、10000キロの空の旅を経て僕は生れてはじめて日本海より西の国に到着しました。
贅沢にも直航便を使ったので半日でイングランドに行くことができました。
余談ですが、ヒースロー空港に到着したとき、僕の緊張は最高点に達していました。
というのも、事前のオリエンテーションで入国審査の際にはパスポート、旅券、入学許可証の3点が必要と言われていたのですが、なんと出国直前に入学許可証を家に忘れたことに気付き、急いで担当の方に電話したのですが、「仕方ないので、もし入国審査で引っかかったら英語で説明してください」と言われました。
「英語を勉強しに行く人が流暢に説明できたら短期留学なんてしなくていいじゃん」とか一瞬思いましたが、そんなことも言っていられないので機内で必死に説明する英語を考えていました。
で、空港に到着していよいよ入国審査。
結論から述べますと、何も聞かれることなく通過できました笑
結構な時間、英文を考えていたので聞かれなくて正直少し残念でした。
イングランドに降り立った第一印象は「寒い」。
8月20日で夏のど真ん中だったのですが、緯度が北海道と同じかそれ以上なので半袖のまま入国した僕たちにとっては少し寒かったです。
ヒースロー空港からオックスフォードまではバスで1時間~1時間半ほどで、その間の風景はひたすらのどかな草原に牛や羊が戯れている田舎景色です。
英国は先進国で発展しているイメージだったのですが、それはロンドンなどの都市で見られる光景で、街と街の間には美しい自然がたくさん残っていました。
オックスフォードはとても静かな学生街で、大学のキャンパスや施設が街のかなりの面積を占めています。
ハリーポッターの食堂で有名なクライスト・チャーチがあるのもこの街です。
ショッピングモールみたいな施設もあるのですが、多くのお店は夜の8時にもなればだいたい閉まっていて、それ以降はみんなパブでお酒を飲んだり家でのんびり過ごすので日本にいるときよりゆったりした生活が味わえます。
オックスフォード大学は世界にその名を轟かす超一流大学で、やはり学生のレベルはとても高いです。
僕たちの面倒見てくれた学生が5人いたのですが、日本人より日本を知っている19歳、数学の才能を見込まれて大学に飛び級したドイツ人、卒業後にフランスに行ってEU関連の仕事に就くことが決まっている人など、日本国内で言われる一流とはわけが違います。
バイトは基本的に禁止で、休みの日には一日中図書館で勉強する人も多いそうです。
滞在中の生活は月曜日~木曜日が授業で、金曜日は観光地へバスで出かけ、週末は各々が好きことをして過ごしていました。
授業後は街の散策やパブでお酒を飲んで楽しみました。
英国では18歳から飲酒が認められていますが、日本人の若者の場合たいていパスポートの提示を求められます。
日本のようなバカ騒ぎの飲み会はなく、あまり飲まない人ならビール1杯で1時間くらい話していられるほどのんびり楽しめます。
パブで飲んでいるおじさんたちはみな気さくで、帰国前日でほぼ無銭のまま卒業パーティー後に行ったパブでは、僕がお金を持っていないのを知ってか知らずにか1杯奢ってくれました。
もし行く機会があればぜひ他のお客さんに話しかけてみてください。
パブ絡みでもうひとつ、僕の失敗談があります。
テムズ川沿いのパブでビールを飲んでいたのですが、テンションが上がった僕は川にいる白鳥に「お前も飲むか?」などと言って挑発してしまいました。
すると一緒にいたオックスフォードの学生が驚いた顔で「No!No!」と叫び、僕を制止しました。
あとから別の学生に聞いた話ですが、テムズ川にいる足輪の無い白鳥はすべてクイーンが所有しているそうなのです。
つまり僕は女王様のペットを挑発したわけで、恥ずかしい想いと共に異国の文化やきまりを知ることの大切さを実感しました。
週末になると各々が行きたいところに行ったり寮でまったりするのですが、僕はだいたいロンドンに出かけていました。
ロンドンまでは電車で1時間~1時間半くらいで、電車は田舎風景の中を新幹線並みの速さで走ります。
ご存知の方も多いかと思いますが、英国をはじめとしてヨーロッパ各国は物価が非常に高いです。
交通費も例外ではなく、例えばロンドン市内の地下鉄である駅から隣の駅まで行こうものなら初乗り運賃で1000円弱かかります(2008年8月下旬当時)。
そんなものを普通に使っていたらすぐにお金が無くなってしまうので、僕たちはみんな1日乗り放題の切符を買っていました(それでも5000円弱しました)。
これ1枚あればオックスフォードからロンドン市内の地下鉄、バスまで利用できるので、いろいろ観てまわりたい人にはおすすめです。
ロンドンには実に多くの観光名所があります。
バッギンガム宮殿やビッグ・ベン、ウェストミンスター寺院に大英博物館など挙げればきりがありません。
しかし、僕はサッカーが好きなので専らサッカーツアーに没頭していました。
イギリスはサッカー(正確にはフットボール)発祥の地であり、中でもロンドンはプレミアリーグのビッグ4と呼ばれる4強クラブのうちチェルシーとアーセナルの2クラブがその拠点を置き、サッカーファンにはたまらない土地なのです。
ネットで予約した試合を観に行ったり、予約できなかったときは当日券を求めてスタジアムまで行き、それでも手に入らないときはダフ屋と交渉して2倍弱の値段で買ったりしていました。
博物館や美術館も行きましたが、サッカーに勝る思い出はありませんね。
ここで移動の際の注意を少し。
日本の交通機関が非常に親切で正確なのは有名な話です。
なので、日本の感覚で滞在していると困ることがしばしばあります。
たとえば、駅構内の電光掲示板の表示がコロコロ変わることがあり、どこ行きの電車がどこのプラットホームに来てどこのプラットホームから出るのかといった情報が、直前まで表示されなかったり直前で変わったりすることがあります。
これに翻弄されて1本電車を逃したのですが(しかも1時間に1本)、その怒りを駅員にぶつけたところ、「ちゃんと見ていないお前たちが悪い」と一蹴されてしまいました。
またバスに乗る場合、運転手がいちいち次の駅を言うようなことはしないし、車内にも表示されず、自分で降りるタイミングを見極めなければならないので大変です。
最後に食事の話を少し。
出国前に「イギリスのご飯は不味い」ということを散々聞かされていたので、半ば諦めていたのですが、寮の食事に限って言えば言うほど不味くはなかったと思います。
街に行けば、高いですが中華料理やイタリアンも普通に食べられるので、それほど困ることはないのではないでしょうか。
ただ、日本に帰国したその足で成田空港内の定食屋に日本食を食べに行って写真まで撮るほどみんな日本食に飢えていたということだけ伝えておきます笑
長くなりすぎました。
英語が伝わらないもどかしさや英国特有の多雨でつらい目にも逢いましたが、ずっと日本で過ごしてきた自分にとっては貴重な経験になりました。
将来的にはもっと過酷な国に行ってみたいですね。
拙い文章で恐縮ですが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。
では、失礼します。