(301)「魔女と魔術師」 ルーシー・キャベンディッシュ | Beatha's Bibliothek

Beatha's Bibliothek

ブログネームは、‘ベーハ’と読みます。 

メディカルハーブやアロマの事、       

様々な本の紹介など色んな事書いてます。
                         
※本の紹介には連番がついています。

 

今回は、ルーシー・キャベンディッシュさんの

 

「魔女と魔術師」でございます。

 

 

魔女と魔術師 魔女と魔術師
 
Amazon

 

 

タイトルからして怪しい(笑)感じですけどね。

 

魔女とか魔術師って完全にファンタジーの世界、

 

だと思っていたりするのですが、

 

この本では実在した、もしくは実在したとされる

 

魔女、魔術師が紹介されています。

 

魔女裁判によって、何の根拠もなしに逮捕されて、

 

罰を受けた人たちも含んでいます。

 

本の帯の文章載せておきますね。

 

「現代に生きる魔女が、歴史をたどり、聖地を訪ねて、

実在した魔女や魔術師が、それぞれの時代を

いかに生きぬいたかに迫るヒストリカル・ストーリー」

 

魔女と魔術師が歩んできた歴史が書かれているのですが、

 

とても読みやすかったです。

 

最も有名な魔術師はマーリンでしょうね。

 

魔女や魔術師に詳しくない自分でも知ってるので。

 

他の方は全然名前も知らなかったし(笑)。

 

本の中の説明では、こんな風に書かれています。

 

「頭脳明晰で、目には見えないものを視る能力を使って、

王に預言を施し、歴史に変化をうながすパワーを秘めた存在」

 

イギリスのコーンウォール地方ティンタジェルには、

 

マーリンの銅像があるそうです。

 

一度行きたいんですよね~、コーンウォール地方。

 

ちょっと意外ですがエリザベス1世の側にも、

 

魔術師と呼ばれた人がいたんですね~。

 

ジョン・ディーという方だそうですが、

 

能力をかなり高く評価されていたようです。

 

本の中に魔女裁判の事が結構書かれていますが、

 

14世紀から18世紀までのおよそ400年の間に、

 

1970年代に算出された数字が一番多くて、なんと900万人。

 

近年になって学者、研究者によって数字の見直しが行われ、

 

被害者の数は10万から20万人という文献もあるとか。

 

ただその中には、獄中死した方、拷問によって亡くなった方、

 

獄中で自ら命を絶った方などは含まれていないそうなので、

 

きっともっと多いんでしょうね。

 

そのほとんどが何の罪もない人たちだったとすると、

 

その時代に生きてたら・・・と思うとぞっとします。

 

魔女や魔術師の歴史を知りたいな~と思う方は是非。