(229) 「ここまでわかった!卑弥呼の正体」 歴史読本編集部編 | Beatha's Bibliothek

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今回は、歴史読本編集部編の「ここまでわかった!卑弥呼の正体」

でございます。

ここまでわかった! 卑弥呼の正体 (新人物文庫)/著者不明
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タイトル見て、どこまで分かったのか気になって

読んだんですけどね~。

卑弥呼の正体に関する色んな説を、

それぞれの研究者が述べた感じかなぁ。

邪馬台国の位置がはっきりしていませんからね。

まずは、そこが確定出来ないと難しいんでしょうか。

検証されているのは、9つの説。

まずは、天照大神説。
天照大神のいた高天の原が、邪馬台国ではないかという
考えからだそうです。

2つ目は、神功皇后説。
卑弥呼は独身というのが一般論だと思うんですけどね。
確証がないからこその仮説なんでしょうか???

3つ目は、倭迹迹日百襲媛説。
「やまととひももそひめ」と読みます。何かこの名前の響き
好きなんですよ。全然関係ないですけど。彼女は、
秀でた霊力を持っていて、予知をしたとか、大物主命が
姫に神憑りしたとか、伝承があるようです。

4つ目は、倭姫説。
彼女も、霊力があったみたいですね。天照大神のお告げを
受けて、天照大神を祀る場所を探して回ったようです。
それで、行き着いたのが伊勢という事ですね。
ヤマトタケルの叔母でもあって、彼女の加護で死地を
逃れたとか。

5つ目は、甕依姫説。
「みかよりひめ」と読みます。筑紫辺りにいた方のようなので、
邪馬台国が九州である事が前提の説ですね。

6つ目は、卑弥呼機関説。
卑弥呼は人ではなくて、卑弥呼という名前の機関だったという説。
個人的に、卑弥呼はちゃんと人間であって欲しいんですが、
説としては興味深いですね。

7つ目は、九州の巫女説。
これも、邪馬台国が九州であるという前提の説になります。
そういえば、元伊勢籠神社の宮司さんと、邪馬台国は畿内に
あったという話をしましたね。

8つ目は、出雲族説。
邪馬台国のあった場所は、九州説、畿内説、出雲説が多いです。
個人的には、畿内説が有力だと思ってるんですけどね~。
纏向遺跡から、もっと何か分かると違ってくるのかなぁ。

9つ目は、外国人説。
この説には、ちょっと驚きましたね。邪馬台国がエジプト説・・・。
木村鷹太郎さんの説で、理由もちゃんとあるんですけど。
どうなんでしょう???この方、自分の大好きなイギリス詩人の
バイロンを日本に紹介した方なのですよ。微妙です。

他にも色々書かれております。

読んでて、なるほどな~と思う事もあれば、

????と思う事もありましたね~。

とても興味深く読みました。

このシリーズの邪馬台国のも読んだので、

それはまた後日書きます。

興味のある方は、読んでみて下さいね。