
東京都台東区谷中の
「一乗寺」
一乗寺御首題
庚申の日限定御首題。
昨年までは預かりのみでしたが今年はお正月のような当日書きでございました。
一乘院日僚上人(-1617。本山茂原藻原寺第17世。妙性院とも称し、字は禅恵)によって開かれた日蓮宗の寺院です。
言問通りに面し、角に位置することから、角の一乘寺を略し、「かどいち」と古来より呼ばれています。創建の年代は、天正年間(1573-1592)であると伝えられます。
開山の日僚上人は、その出自や人物像が詳らかではありません。なお、一乘寺に現存する「霊簿(過去帳)」(安永8年〈1779年〉施入)に、慈雲院日新上人(-1592。日蓮宗総本山身延山久遠寺第17世・本山藻原寺第15世・本山谷中瑞輪寺開山。字は純慧)の弟子であると記されています。
また、弟子に妙性院日逞上人(本山藻原寺第20世・本山京都妙伝寺第14世)があります。当山の他に茂原圓頓寺等を開かれました。
位置情報
東京都台東区谷中1-6-1