福岡県八女市の
「福島八幡宮」
福島八幡宮御朱印
シロちゃん御朱印
福島八幡宮御朱印
シラスくん御朱印
福島八幡宮御朱印
春のシロちゃん御朱印
江戸初期、田中氏が福島城主だったころの城下に祇園社が二つありました。
前城主の筑紫広門が肥前田代から勧請した古松町の祇園社と、前の章で述べた宮野町の祇園社です。両社とも個人と小人数により勧請された社でしたから、城下全住民の氏神にはなっていませんでした。
当時、すでに城外東部に土橋八幡営が鎮座していましたが、この社は稲富村と福島村の氏神で、新興の福島城下町民の氏神ではありません。
おそらく、 城下の人たちはせん望の眼で、この八幡営の祭礼などをながめていたことでしょう。
元和七年(1621年)に領主が有馬氏に代わりましたが、そのころ既に福島城は廃城になっていました。
しかし城下の住民の生業が止まったわけではなく、とくに創成期の福島町人の活動は盛んなものでした。
やがて、いくつかの町がふえて庄屋· 別当などの役職が置かれて町の組織が整うと、町民は早速氏神の勧請を思い立ちました。
このとき、彼らは何のためらいもなく、 現世利益をもたらす九州土着の八幡神を選びました。
しかも、この八幡神はすぐ近くに鎮座していました。土橋八幡宮です。
寛文元年(1661年)九月十八日、新興の福島町民は土橋八幡宮から神を迎え、氏神福島八幡宮を開元しました。
看板犬・シロちゃん
彫刻シロちゃん
位置情報
福岡県八女市本町105-1