静岡県裾野市の
「光明寺」
光明寺御朱印
2月の月替わり、涅槃会の御朱印です。
2月15日が涅槃会。
本堂には涅槃図が飾られています。
文政3年(1820年)に島田の桑原藤泰(黙斎)によって完成された地誌である『駿河記』巻三十二の公文名の項目を要約すると、「弘法大師が開基であり大同3年(808年)草創で旧真言宗であること」が記されています。
文久元年(1861年)、新宮高平によって著された地誌『駿河志料』巻之六十七の公文名の項目を引用すると、「もと真言の古蹟にて、往時は七堂伽藍の大地なりしが、破頽せしを、永禄年中曹洞派の僧、明綱英震中興して後禅刹となれり」と真言宗時代の繁栄ぶりを窺うことができます。
開山堂には「當寺元祖空海上人弘法大師 聖位」という古いお位牌が残っており、曹洞宗以前は真言宗寺院であったことについては間違いなさそうです。また、開山堂には「光明寺殿天養圓心大居士 正和3(1314)年12月8日」のお位牌があり、中興開基のものであると考えられますが、『駿河記』にも「誰人か未詳」とありどなたのお位牌かわかっておりません。
その後、永禄元(1558)年に裾野市桃園にある御本寺定輪寺7世の明綱英晨大和尚が開山となり、曹洞宗般若山光明寺となりました。
本堂
六地蔵
七変化する六地蔵として有名です!
位置情報
静岡県裾野市公文名342