
京都市右京区妙心寺塔頭
「大雄院」
4月16日㊐~5月7日㊐まで襖絵プロジェクト完成記念特別拝観を実施。
期間中特別御朱印が頒布されました。
大雄院襖絵プロジェクト完成記念特別御朱印
こちらは片面を見開きアレンジで書いていただきました。
大雄院は大本山妙心寺山内の北に位置し、慶長八年(1603年)石河紀伊守光元(竜野城主)の長子石河市正光忠(のちの尾張藩名古屋城代 太郎八当時9歳)により父光元公の菩提を弔うために菩提所として創建されたもので、慧南玄譲を開祖とする。慧南玄譲は光忠の叔父にあたり、石河氏の菩提寺美濃乙津寺、二世蘭叔玄秀の法孫であって、慧南は蘭叔玄秀を当院の歓請開山としています。
襖絵プロジェクト完成記念特別拝観
明治の皇室において中心的な施設であった、明治宮殿の千種の間(戦災にて焼失)には、柴田是真による大作、花の丸大天井がありました。100種以上の美しい草花の花の丸が格天井いっぱいにズラリと描かれており、それは荘厳で美しい部屋でした。その花の丸図は後世の絵師たちが描く花の丸の基本、お手本となっています。
その今はなき天井画は是真直筆の下絵を残すだけとなりましたが、この度、大雄院の襖絵として是真の花の丸を復活させるべく「大雄院 襖絵プロジェクト」を発足し、是真による花の丸の下絵をもとに、日本で唯一人の宮絵師・安川如風が新しい大雄院の襖絵を描き襖絵プロジェクト全第4期、18枚が完成。新襖絵18面には43種類もの草花の花丸が描かれております。
位置情報
京都府京都市右京区花園妙心寺町52