タラレバ | 最愛の妻へ。あの頃に戻りたい

タラレバ

あの日
早く帰宅していれば

あの夏に
大型イベントがなければ

数年前に
コロナがなければ
コロナ煽りがなければ

もっと出世していれば

結婚していなければ
この仕事をしていなければ
付き合っていなければ
出会っていなければ

タラレバを遡ったらキリがない。

私がいなければ

妻は私と出会うこともなく、素敵な女性として、この世界に生き続けていただろう


タラレバばかりだけど、私の妻なのは変わらない事実


幸せだったかな?
楽しかったかな?
苦労かけたよね?
嫌な思いもさせたよね?

もう聞くことができない答え

お盆期間
少し前に、お盆の合同供養に参加した。
周りは私より年齢層は高く、御先祖や高齢で旅立たれた方の供養なのだろうから


相変わらず納骨はしておらずお墓参りがあるわけではなく、特別なことをするわけではない。

お花を供え、お線香、提灯、迎え火、送り火くらいかな

親族が位牌や仏壇に手を合わせにくるわけでもない。


そして月命日も迎える


三回忌法要の案内も届いている。
そろそろ準備しなければ。

誰も笑顔になれない
誰も楽しめない
誰も望まない

主役であるはずの本人の笑顔、声を聞くことができない

でも催さないといけない大事な法要
親族達が夫婦揃って集まる
一人ボッチを感じる苦行の罰ゲーム


タラレバ

あなたが生きてさえいれば