今日はハサミの砥ぎにについて書いてみます。
「研ぎ」
当社では
「砥ぎ」
美容師になり26年を過ぎ、ハサミ業界に入り16年を過ぎました。
最初は販売をするに当たり「研ぎ」をするために日々鍛錬し、
各美容師さんのカット料金と同じ額をいただけるようにとスタートいたしました。
その頃のカット料金の平均がだいたい¥3500でしたので
とりあえず統一した方が良いと考え、
メンテナンス料として
¥3500
これは調子を直したり、バランスを取る手間も含みますので
「研ぎ」ではなく「砥ぎ」
この字を使う意味は「砥石」から来ているのですが、
「砥石」をどう作るかが肝となるために
「砥ぎ」としました。
しかし、そのころの自分は沢山のハサミを見たいですし、
他社のハサミなど経験値を上げたい事もあり
一律¥2500にさせていただき数を手掛けるようにしました。
しかし、15年を超えるようになると
時代も変化し、海外製のハサミが殆どとなり、
「砥ぎ」をすると時間と手間が掛かり過ぎる現実に向き合う事が多くなりました。
また、他社のハサミを安く購入し、
砥ぎだけ当社に送るといった事も多くなる反面、
ハサミのメンテナンス期間が開く傾向が否めません。
バランスが崩れたハサミに気付かず、
海外製の変なハサミでも気付かずに手を出してしまう美容師が
未だに後を絶ちません。
まぁ、ご本人がそれで良いのですから良しとしても、
「切れない」からといって私に託されて、
何時間も掛けて¥2500しかいただけないとなると本末転倒なんですね。
そこで、数年前から他社のハサミは¥5000~として手掛けた時間や
技術に対しいただくようにしました。
相変わらず定期的にメンテナンスに出される方は
いつも素晴らしい状態でハサミをお使いになっていますし、
コミュニケーションも取れているために
砥ぎとしても良い仕事をさせていただけます。
同時にキャリアを重ねられ
カット料金も数万円でいつも忙しいといった美容師さんになった方もいます。
それらの方にはいつも「砥ぎ料金」を上げた方が良いですよ!
とアドバイスをいただきながらおりましたが、
昨年くらいからそろそろ元に戻そうと思うようになったわけです。
皆さんのカットと言う仕事を支えるハサミを手掛けると言う事は、
皆さんがカットをする事となんら変りはないと思います。
自分も美容師の端くれですから、
15年のキャリアがあればカット料金も値上げしている頃と思い、
必然的に時代に合わせた料金にしようと思ったわけです。
また、ハサミの事など全く知らない美容師さんには伝わらない事と思いますし、
ハサミ屋のこの気持ちを理解できない美容師では多分それなりの考えの美容師であろうと・・・。
まぁ、当たり前の考え方として実行していますが、
クレームどころか逆に良い感じで、
高額を得ている美容師とは実に話しが合うわけです。
そんな現状をこのタイミングで書かせていただく訳ですが、
これも色々な意味でよい仲間と出会うことができ、
良い仕事が出来る環境になっている証拠と思うのです。
とりあえず今年初めより順次お渡ししている
書面にてお伝えした内容で暫らくは行こうと考えています。
どうかよろしくお願いいたします。