「お医者さんみたいな美容師になりませんか!?」


みたいな事をディーラーさんが相変わらず提案してくれる。


おかしくないか?


医者って治すというか軽減させるような役割をし、


国はもとより、国境を越えて研究された全ての最先端をもって


病気なり怪我等の改善に着手していると捉えている。


美容師が「医者」になれるのか?


なれるとして唯一近づけるまでだが、


「美容整形外科」接骨院」辺りだろう。


それでも近づいていると言うのは勘違いなんだよ!


よく考えよう。


縮毛矯正は傷めていないのか?


アルカリカラーは傷めていないのか?


デジタルパーマは?


傷めている行為をしている事はシークレットで


見た目や手触りを良くしたからと言って


「医者」ではないだろう。


確信犯として捕まりそうだよ!



美容整形外科ではちゃんと本人の承諾を得てしか手を加えないだろうし、


医者である時点でそうとうなベースがあるはず。


美容師が一朝一夕で得たカラクリなんて、


そんな大そうな事を言えるとは思えないんだよね。


ある美容室の施術で「毛質改善トリートメント」なるものをパーマ液を使ってやっている現実。


改善ではなく損傷じゃないの?


トリートメントって言葉は便利で、薬液をつけてアイロンでやるトリートメント?


一瞬はさらさらツルツルかもしれないが、


二三日後の髪の毛はどうなのだろう?


一ヵ月後の状態はどうなんだろう?


例えば縮毛って見た目や扱いには大変だけど、


それが健康毛じゃん。


その健康を保った中で矯正できればいいのだが、


もしそれができるとなったら「美容外科がやる領域」で


美容室ではなく施術されるかもしれない。


傷めている事には目をつぶっちゃいけないんじゃないの?


美容師がどんなに勉強して努力してもたかが知れている気がするんだ。


講習風景の椅子に座って受講している美容師の写真を見るとなんか違うと感じるよ!


まぁ、集っている所が美容師主体で同じ目線と立場でなら違うのだが、


なんかそれ以外の集いはどうも解せない。


良く「お客様の悩みを解決するために」なんてディーラーからの提案とかがあるが、


ディーラー側は悪くないよ!


真剣に今の美容師を楽にするように提案してくれているんだからね。


問題はそこに並んじゃう美容師。


治せるわけない事は知っているのに並ぶ。


治せないなら喧嘩でもして帰ってくれば良いのだが、


そんな事はしないはず。


「治せないんだよなぁ~!」残念ながら。


何!?


少しでも良いものを?


治せないなら良い物とは言ってはいけないんじゃないかなぁ~。


言葉を恐れず書くのなら


「良くできた誤魔化すやり口」。


それが医者の言葉だったら捕まるよ!


「お医者さんみたいな」って言葉を使ったら「医者が黙っていないよ!」



酷すぎるだろう!



だからクライアントは逃げるし他を探すんだよ!


信用を無くしているんだよ!


できないものはできないと言える方が案外差別化できるやも。


薬液なり誤魔化しを努力するより


心を鍛えて技術屋に戻ってみたら?


普通の清潔な身なりでさ、「髪の毛は染めないのがいいんだよ!」


って、言っちゃうの。


だけどそんなに染めたいのならって、ノンジアミンの毛染めから勧めてさ、


繰り返し染めれば何とかなるかもよって、


二ヶ月に三回くらい来られる様にシステム組んでやるのってどう?


これだけで凄い美容室だよ!


多少染まらない事は承知の上でさ、そこのコミュニケーションと信念でお客様を大切にしちゃうの!


って、どうよ!


ドラッグストアーなんかに行かないよ!ここのお客様は!


やっている事がドラッグストアーと大して変わらない事をやるからイカンのだよ。


じゃ、近所に格安の美容室がある?


それも人が必要としているからあんなに繁盛しているんだから違う事をすればいいんだよ。


ある高級店を自負するオーナーさんに聞いたんだけど、


「1000円カットとオーナーさんのお店、カットの差は?」って。


そうしたら何て言ったでしょう~!


しばらく黙って「時間を掛けて真剣にやるところかな」って。


「じゃあ、1000円カットは真剣じゃないの?」て聞いたし、


更に、「お客様は早くして欲しいかもしれないよ!」とも言った。


そうしたら少し考えて、


「特に変わりは無いかもしれないけど、お客さんには判るから」だって。


カットの基本の違いが本当にお客さんに判るの?


最近では1000円カットとかも素晴らしいとの声も耳にしている拙にはバカらしくてならなかった。


それに同じハサミの持ち方で逆に短時間でスタイルを仕上げる技術を持っている側の方が


格段に上じゃないかと考えてしまった。



そうしたら、なんかプライドを維持したかったのか、いつもの台詞!


「ウチは薬に掛ける価格が違うから!」って自信満々に言っていたんだ。


だから高いのならお客は同じ薬を使っている安い店をネットで探して行くんだろうね。


さらにネットでの集客を始めてそのクライアントには割り引きなんだって。


薬に自信があるのなら割引するなって!


割引を目的としたクライアントは定着しないんじゃないの?


それより常連さんへのサービスの方が大切じゃないの?


自分達が別の分野を探る時にネットを使うじゃん。


クライアントはその行動を美容室にもするんだよ。


今はなんでも判っちゃう時代なんだし、


人の提案に従っている美容師はクライアントをリードできないよ!


人からの「受け売り」だからバレちゃう。


パーマ液も染毛剤も使うのは悪い事ではない。


そこに落とし所も探せずふらついているのが解せないだけ。


だから白黒ハッキリした方が個性と差別化になるって言いたいんだ。


パーマ液も染毛剤もこれからも進化するし無くならないよ!


無くなったら逆に困っちゃう。


それでも嘘はイカンし、迷いもイカン。


さらにクライアントを迷わせてはもっとイカン。


この文章を読んでいる美容師の一握りでも解放され自由を手にしてもらえれば


きっと面白くなると思う。


ルーツと落とし所には足場が固まると思う。



それでもね自由だから。



つまりは何でも良い。




あくまでも拙の感想。



ようは落とし所の話。




またね。