こんばんは。がちゃっぴです。
最近、美味しんぼの内容が報道されています。
渦中の県に住んでいる者として、大変関心を持って報道を見ていますが、正直悲しい気持ちになります。
原発事故の被害は、私の住む地域ではそれほどありませんが、事故当時は本当にこれから住むところをどうしようか悩んだものです。
漫画の内容が偏っている、ということですが、私がもっとも言いたいことは、関係のない人が、関係ないところで色々言わないでほしいということです。
私たち(少なくとも私は)は、当事者でありながら、原発事故を乗り越えようとする一方、見なかった、忘れた気持ちになって我慢している部分があります。
福島県の人々がもちろん同じ気持ちであるかは分かりません。
避難を余儀なくされた人々にとっては、この報道は許せない、という気持ちになると思います。
私は、同じ県民として、比較的被害はなかったものの、福島在住というだけで何だか表に立って大きな声で言えなくなってしまったような気がします。
子どもたちが将来、福島出身ということで周囲から遠ざけられないか、ともさえ考えることがあります。
そうした葛藤の中を生きている私にとっては、そっとしておいてほしいという気持ちです。
もちろん、漫画の内容を批判するつもりはありません。
美味しんぼは私も大好きで、1巻当初から読んでいました。
今回の騒動は、原発事故について再考する一石を投じたととらえています。
今後どのように決着していくのか、まさに海原雄山と山岡士郎の和解にあるように、作者と県知事が福島県産のワインで乾杯・・・となるのか、注意して見ていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。