この画像は私が中学生のときに初めて製作したラジコン飛行機「ポンコツ号ジロー」です。
初飛行は、「手投げ」→「エレベーターアップのやりすぎ」→「宙返り」→「地面に激突」とものの1秒くらいの飛行でした。
その後も何度も修理してチャレンジしましたが、このポンコツ号君はほとんど空を飛ぶことなく一生を終わりました。
それから30年近くの時を経て、この懐かしのポンコツ号が帰ってきました。
秋葉原の模型店に行ったときに安売りしているのを発見!即ゲット!
なんとか妻にばれずに運び込みにも成功しました。
しかしこの復刻版のポンコツ号は、オリジナルといくつか違う点があります。
●エンジンマウントが木製でなくプラスチックのラジアルマウントになっている
●胴体が昔は粗悪なラワンベニヤだったが、これは航空ベニヤになっている。
まあ昔は確か3000円以下のキットでしたがこれが定価8000円以上になったし、今だったら胴体がラワンベニヤだったらクレームもんでしょう。
でもやっぱ良くも悪くもそれがポンコツ号なのだから、あの頃の作りで復刻したい!
と言うわけで以下のようなコンセプトとなりました。
●エンジンマウントは木製自作
●胴体もラワンベニヤ切り出しで自作
またいくら思い出の飛行機といっても、今さらクラークYのラダー機というのもすぐに飽きてしまいそうな気がします。そこで
●翼型を半対称にしてエルロン機とする
という要件も追加し、ポンコツ号ジローからほとんどアイちゃんに改造することとなりました。(^^;
ほとんど自作機ですな。
まず何はともあれ木製のエンジンマウントの自作です。記憶を頼りに図面とにらめっこし、15エンジンが載るサイズで樫の木から切り出しました。たしかこんな形だったよなあ~。(^^;
それから主翼リブの製作。半対称翼型と言ってもいいものがなく(アイちゃんは13%半対称)、いろいろと探した結果NACA2415(15%半対称)を10%薄翼にして(Wingproはこういうことが簡単にできるので非常に重宝)、13.5%の翼型を作りました。
でも翼型データベースのサイトが閉鎖されてしまったので翼型データを探すのに苦労しました。今回は「このサイト」 から翼型をダウンロードし、Wingpro用に加工しました。
胴体もラワンベニヤから切り出しです。
こちらはキットに入っていた航空ベニヤの胴体部品です。綺麗ですね。
こちらが私がホームセンターで300円で買ってきたラワンベニヤを切り出したもの。
やはりポンコツ号はこうでなくっちゃ!
胴体を合わせるとこんな風に反り返ってゆがんでいます。これをアイロンで修正しながら作るのがポンコツ号の醍醐味です!(*^o^*)
ポンコツ号なんだからまっすぐ飛ばないところに味があるんです!(^^;
主翼を製作時にちょっと問題が起こりました。キットに付属していた前縁材が上の写真のように小さすぎて合いません。
そこで10ミリ角のバルサ棒を買ってきて前縁材を自作しました。
まだちょっと合っていませんが最終的にはサンディングで合わせます。
この辺は普通にリブを組み立てます。半対称なので下に5ミリ角のヒノキ棒を置いて上から定規で押さえて歪みを抑えます。(でもちょっとゆがんでる・・・(^^;)
両翼の接着中です。中央のカンザシも上半角を標準よりかなり少なく(2度くらい)したため自作しました。前縁、スパー、後縁と3本のカンザシを入れました。
プランク中です。
胴体の組み立て。意外と難しかったのがポンコツ号の特徴である後半の角棒の組付けで、こんな風に水平に付けるため胴枠などを図面上に置いて図面に合わせて接着しました。結構難しかったです。
木製のエンジンマウントもここで接着しました。
これは最終的な胴体の組み立てです。
主翼もほぼ生地完です。
エルロンは当然ワンサーボでエルロンホーンは墜落したスカイリンボーのものを流用しました。
こういうものを取っておくと自作派は重宝します。
ほぼ生地完成です。いつも思いますけどこの生地完成状態って本当に綺麗ですね。
バルサの暖かい肌触りも本当に癒されます。このまま飛ばしたいって思いますね。
でもやっぱフィルムは貼らないと飛べないのでフィルム貼り完成です。基本は中坊の時に作ったときと同じ半透明のブルーにしましたが、さすがに今は1色ではなんなので白と青のツートンにしました。
さらにエンジンや脚を付けて完全完成です。
エンジンは当時と同じ「エンヤ 19IV」、プロペラもMKで、スピンナーも先端にゴムが付いている「MK安全スピンナー」です。時代を感じさせますね。
でもこのスピンナーはスターターで回すとゴムが折れてしまうのでスターターが使えません。それでいいのだ!
そうそう、ポンコツ号は20クラスのエンジンを載せると後ろが軽くてノーズヘビーになります。
だからこんな風に釣りの板鉛を巻きます。中坊の時もこうしたなあ。
後姿です。なかなかかっこいいかも。(オーナーバカ!?(^^;)
初飛行は快調でした。驚いたことにほとんどノートリムでまっすぐ飛びました。
軽くて気軽で面白いです。あの頃を思い出してしばし感傷に浸りながら飛ばしました。
あの頃にこんな風に思いっきり飛ばせてあげられたら・・・
でもやっぱロールの軸が通らなかったり、ストールターンもなかなかできず、当然ナイフエッジもできません。
スタントやるには向きませんね。(当たり前!)
以上、オヤジの感傷飛行でした。(^^;