この日は、今まで行ったことのない方面に行きました。
薬師寺に行く方向なんだけど、ちょっと手前。
平城宮跡の周辺なので古代の一等地だから、古刹が多いのだそうです。
今は普通の住宅地になっちゃってたけどー
・1日晴天 朝は肌寒く、カーディガンとパーカを重ね着する
・モーニングショーの白井さんのWBC秘話を見ていてちょっと出が遅くなり、9時過ぎにバス1日パス買って、珍しく駅西口からバスに乗る
・最初の目的地は不退寺 最寄りのバス停で降りるが、行く方向を間違えて迷う
・途中の民家から出てきた奥さんにとても親切に方向と行き方を教えていただく
・コンパクトなお寺が細い道の突き当たりにちゃんとあった
この突き当たりー 見えんがなw
・お厨子の中におられたご本尊様は、現在、なら仏像館に出張中 他にも仏像多数
・在原業平ゆかりのお寺で、肖像画が特別公開中
・お堂でお守りをしていたお爺さんが、昔は今のご本尊さまと仏像館のもうお一人の間に大きなご本尊がいらっしゃったはずだが、今となってはそれが大日如来だったか誰だったかも知りようがない、今はこんな小寺になってしまったが、昔は大きなお寺だった、明治の廃仏毀釈はいけないものだったと嘆く
・今年は花の咲くのが1ヶ月くらい早いともおっしゃっていた
・御朱印をいただく ここの御朱印は字体がなんだか優雅 流石在原業平
・海龍王寺へと歩く途中で、お豆腐屋さんの直営レストランに入り、やっと朝ご飯 というか、ランチタイム開店直後w
・生湯葉豆腐丼、下のご飯は十五穀米v おからのポテトサラダ風には豆が入り、お吸い物は湯葉、だし巻き卵にも豆乳と豆だらけw 豆要素がないのは大根の漬物だけww
・11時半に出てまた歩く 11時45分に海龍王寺に到着
・ここはユキヤナギが多く、もう咲いていて芳しい
・ご本尊の十一面観音様が特別公開中で、すぐ御前に寄って拝観できる
・衣裳の切金模様、お肌の金泥もよく残って素晴らしく美しい
・御朱印をいただき、12時10分に出て、12時20分には法華寺に到着
・ここは少し大きいお寺
・ここでも特別公開中のご本尊十一面観音さまのお厨子が開いている
・ちょっと右足先をあげた足下、光明皇后を写したというお顔がかわいらしい
・光背が蓮のつぼみと葉なのも珍しい
・光明皇后が作って臣下に下しおかれたお守り犬が後世に実際に出土したとかの説明テープを静かなお堂でゆっくり聞いてくる
・お庭も花木たくさん ユキヤナギ、椿各種、桜、ウツギ、なんか知らない濃ピンクの花(あとで調べたら、紅花常盤満作らしかった)水仙にクリスマスローズ
・流石ご門跡、国分尼寺
・御朱印いただいて出ると1時20分 バスが1時44分だったので、近そうな平城宮跡へと歩いてみる
・陽射し強く暑い 1時40分頃平城宮跡の北側に着く
・ひたすら広く、何もないところに再建された大極殿がそそり立つ 一回り見物して、日陰のあるバス停に避難
・バスを近鉄西大寺駅で降りて、駅を渡り少し歩くと西大寺 2時40分くらい
・門を入り、最初に入ったお堂は四天堂 大きな十一面観音様と、四天王像
・大きい!静か!涼しい!
・次に行った奥の本堂も静か こちらのご本尊は立ち姿の大きくないけど古いお釈迦様
・薄暗い本堂、壁一面に並んだ灯籠のあかりが静けさを強調しているようで美しい 堂内のつくりも立派
・こちらの文殊菩薩さまにも4従者がいた 善財童子も、有名な安倍文殊院の像とはちょっとポーズが違ったけどやっぱり横を向き加減で居た
・有名な灰谷健次郎「兎の眼」の眼はこの西大寺の善財童子の眼のことだそう 読んでないけど
・最後に拝観した愛染堂は、誰も居なかったが、共通拝観券があったので、お参りしてきた
・どのお堂も、ご本尊様のすぐ前まで入れていただけて拝むことができてありがたい
・境内の桜も満開で素晴らしい
・四天堂と本堂の御朱印をいただく
・戻りのバスを、朱雀門前で降りる ここもだだっ広くて何もない 子供達が走り回っているだけ
・ちょっと再現館を見学して、ここが古代の大路かと感心し、再現遣唐使船に乗ってみて、まあ一度来ればいいな、と1時間に一本のバスを待つ 夕陽が強く暑い
・5時25分に奈良駅に戻りついて、柿の葉寿司買ってきて、ホテルのウェルカムバーに持って行く
・カウンターで駅のロータリーの夜景を見下ろしながら、梅酒ソーダをお供に柿の葉寿司をいただく
・奈良最後の夜
この日は暑くなりました。
すっかり小さくなってしまったと嘆く不退寺の堂守さんが印象的でした。
一方、平城宮跡はひたすらだだっ広く何もなかったw
あそこはなんであんなに広い土地が何もなく残ったのかな。大体古いお寺は周りを住宅地に侵食されて、古代には大伽藍だったのに今ではお堂がひとつとかふたつとかになっちまった、がパターンなのに。
今日のお寺さんはどこも静かで気持ちよく拝観できました。そしてどこも桜が満開でした。
美しく静かな古都の空気を満喫しました。