少し前、去年からの懸念事項が解消しました。


去年の11月頃から、ずーっと街に不足気味で買いたくても買えなかった
ガス缶が手に入りました。


通常、ガボン人家庭では料理するとき
ガス缶のガスを使い、なくなったら空の缶と、
満タンの缶をお金を払って変えてもらいます。


任地クラムトゥは首都からアクセスが悪く
去年は一時期関連会社のストもあったことから
隣町にも、その隣町にも
ガス缶がない状態が数か月続いていました。

人々との日々の挨拶も、
元気?のあと、
ガスないよね~みたいなのが
若干お決まりの挨拶になりつつありました。



たまーーーにガス缶を乗せたトラックが来ても
(私が聞いた限りで昨年末から2台)
任地の全家庭に行きわたるほどではありません。

ということで多くの住民は料理はたき火で
こなしていました。


私は、というと、家のガス缶は
私の残りの任期はもちろん、
しばらくは十分大丈夫そうな残量は
あったのですが、

何とか任地を去る前に満タン缶を残したいというのが
心残りでした。

この1~2か月はなぜか料理するのも罪悪感で
できるだけ週1~2回くらいしか火を使わないような工夫をしてみたり。
(別にたき火をすれば問題ないんですが;;)



という中でガス缶を買えて胸をなでおろしたのでした。


断水あけから久々に蛇口から水がでたときの感動にも
似たものがあります・・・



任地のひとびとは、
水も、電気も、ガスも、
あるときは使うけれども
この地方都市で完璧なインフラは整っていません。

それでも電気は隣の州の大きな滝の水力発電から、州内の村落部まで届いていたり、
上水道がととのっていて一応蛇口の水は飲料用であることは
この地ですごいことだと思います。


断水や停電、ガス欠になっても
日本で同じ状況になったときほどのパニックにも陥らず、

水がないなら共同ポンプの水がでているところでくむ、
川でくむ、

電気がないなら早く寝る、ろうそくをともす、

ガスがなければたき火する、

ガソリンがスタンドになければタクシーが走らないので
歩くか、移動しない、


ない状況なりに生活をくみたてて
生きています。