クラムトゥに住んでいた友人が民間会社に転職して
森林伐採場で働いているということで、
彼の住んでいる村を訪ねました。
コンゴ盆地に位置するガボン共和国、
国土の85%が森林に覆われています。
私が住むオグエ・ロロ州は、
ガボンを代表する鉱物資源の採掘場はありませんが、
この森林伐採が州を代表する産業のようで、
森林資源の輸出を行っています。
ガボンは1960年代頃から既に木材が主要な輸出産物となって
(この会社も同様ですが)1970~1980年代から外国資本の伐採会社の進出が
拡大したそうです。
木を切って加工して梱包して搬出する仕事なので、
もちろん会社はジャグルの中。
従業員が数百名いるということで、
もはやそこはひとつの大きな村です。
人が住めば生活するための需要がまた生まれるわけで、
その会社の従業員とその家族のための、
家、病院、学校、教会、診療所、お店が揃っていました。
建物はほとんど木造です(さすが)。
2010年にガボン政府によって木材輸出をするさいに、
未加工の木材の輸出が禁止されました。
これは森林資源の保護と国内雇用拡大を
目的としているそうです。
なので、丸太を加工をしてからの輸出となります。
友人の職場を見学させてもらって、
大きな丸太が板状に加工される過程にほうほう、と
もはや社会科見学状態。(日曜日に行ったので稼働していませんでしたが)
こちらは切った丸太を運ぶトラック。
クラムトゥでもたまにこのようなトラックを見かけます。
アフリカ諸国、ヨーロッパ、アジア、アメリカ各国に輸出されるそうです。
ここでは植林も行っているとのことでした。