配属先には住民へのデモンストレーション用に
野菜やマニョック、バナナの畑があります。
野菜の売れる乾季に向けて、少しずつ昨年から放置していた畑に
野菜が植えられてきました。
町外れにあるので通りすがりの通行人が少ないのが
もったいないところですが、
(しかしたまに来客者、農家が来ると何を植えているのか
見ていってくれます)
農業振興機関に畑があって
自分で実践しているのはとてもいいなと感じます。
自宅で大なり小なり畑をやっている職員も多いのですが、
畑を持って実際の作物で試すことができるというのは、
意味が大きいというか、
職員が農家に説明するときも、
自分で経験したことはやはり説得力があって強いものと思います。
ただ、何となく現段階では
畑をうめて植えて収穫するのが第一目標のような雰囲気も。
この畑、ただ何かの野菜を植えてとりあえず収穫して
(みんなで食べるか)売るか、だけではなくて、
職員の技術者としての経験値アップにもつなげられるよう、
気軽に実験できる圃場になるといいのではないかな、
と思いました。
作業しながら、職員と話していて、
これは実際どうなんだろうね、と話になったり、
少し小耳に挟んだやり方があれば、
実際に試してみようよ、と言うようにしています。
(奇跡的な条件が揃ったときにしかできませんが;;)
例えば、、、細かい話になってしまいますが
とある種は、蒔く前に一晩水に漬けてから撒く、というのが
技術者間の鉄則らしいのですが、
実際に水につけたものとつけないものと、
発芽がどのくらい違うのだろう、
ということを自分たちの目で確かめるために、
比べてみたり。
例えば、、
とある野菜は雨に弱く、雨季に栽培するのは難しいとされているようですが
巷で噂の品種で枯れるか試してみたり
種を購入するのが通説の野菜だけれど
これを種とりしたらどうなるのか、とか。
農薬が高いのとクラムトゥで手にはいらないので
農薬以外の方法で病気や虫から野菜を守る対策を試してみたり。
1回植えてダメだったものを
もう少し大きくさせてから再度植えたり。
こういうのを記帳しつつ(←またこれが難しい)、
同僚の中にも蓄積していけばよいなと思います。