毎日雨が降る日々。

 

水やりの必要がなく、

ものにもよりますが植えた作物がそんなに大きな手間もかからず

すくすく育つので

雨季はなんて楽なんだと感動も覚えていました。

(豪雨が降るので品種選ばないと壊滅もしくは

そもそも難しい野菜もあるのですが)

 


でも、特にまいたばかり、

植えたばかりの野菜にとって、

雨季は困りものの天敵がいます。

 

雨季のこまりもの・・・


 

かたつむりとナメクジです。

こちらのかたつむりの大きさにはびっくりです。

こぶし大の殻のかたつむりもよく見ます。

 

農薬はクラムトゥでは手に入らないので

シェフ(配属先長)からわけあたえてもらった一袋を大事に大事に

使わないといけません。




蒔いて発芽したと思ったら

翌日には全部食べつくされていたり。

 

昨年技術員の同僚と一緒に雨よけを作ったところはまだ生存確率が高いですが

(農薬が雨で流されることが少ないのでしょうか)

 

農薬を使わなかったところのレタス全滅。

 

他のやり方を試すも雨よけのところで若干の効果があるも

農薬の絶大効果にはかなわず。

 

苗を買いたい、と待っている住民だっているのに、

何回まいてもなかなか成功せず・・・

 

雨季は毎日の豪雨で常に土が湿っているので

巣窟となっているのでしょう・・・

 

作物生産の難しさで大変だと感じることもそうなのですが、

せっかく同僚がやる気になっているときに波にのりたいところだけれど、

全滅すると(意気消沈して)

また再開するまでスパンが空いてしまうのが

悩みどころです。

 

そんなとき、もっかいやろう!、

次はやり方変えてこの畑を野菜でいっぱいにしよう!といって

声をかける(けしかける?)のですが。

 

10ヶ月過ごし、何事もうまくことが進まないのが当たり前なので

諦めず待ったり繰り返すことには慣れましたが

いつの間にか月日が立ってあまりにも時間がかかっていると

感じることも。

 

そんな毎日ですが

とある日、農家と作業中、畑から綺麗な虹が。



その日はついていて、

作業を終えた夕方には、

綺麗な夕焼けが。




 

農家とその娘たちと綺麗だねえと並んで見る。

心の休まる瞬間でした。