ブログで紹介したいガボン文化、日常生活の様子や、

考えさせられることなど、

いろいろたまってきてしまっていますが、小出しで紹介していきます。

 


 

 

今回はガボン人のソウルフード、マニョックを紹介します。

 

 

 

マニョック(別名 キャッサバ)はトウダイグサ科の落葉低木。

 

葉が特徴的で、手のひらのように5~7に深く裂けています。

 


 

 

マニョック植えから、収穫、加工して食すまで、5軒くらいにお世話になって
ようやくざっと見ることができたので、紹介します!

 

 

 

 

 植える



 雨季のはじまりにマニョックの枝を焼き畑した畑に植えます。水やりはもちろん必要なく、なたで2030cmくらい土をくずして(耕して?)
枝を埋めます。
 

 

ガボンで想う

最近、道を歩いていると「ビアン ダボー(とりあえず来て)」と言われて畑に入って、成り行きでそのままマニョックを植えるのを手伝ったりすることもしばしば・・・
 

 




 

 収穫する

 収穫までに何度か除草をするらしいですが、半年~10ヶ月くらいで
 
収穫の時期を迎えます。
 

 

 収穫時に一緒についていかせてもらいました。

 パーニュと呼ばれるしょいかごを持っていきます。
 


ガボンで想う



 

 

 

いもはこんな感じ。

 

 

 

 ガボンで想う

 

少し高台になっている畑から見渡すジャングル。

 

地平線まで緑が生い茂っていました。

 

 ガボンで想う

 



 主食であるマニョック(棒状)に加工する

 マニョック加工は、主に女性の仕事で自家用に作ったり、
販売したりしています。
 

自分でマニョックの木を育てていなくても、人に頼んで袋単位で購入可。
 いもの皮をむいて、一週間程度水につけます。
 
こんな水槽(?)にいれて、発酵させます。
 

 

 

ガボンで想う  




 

その後、発酵したいもを取り出して

 

根のまわりの繊維質を取り除くために、

 

たらいの水の中でマニョックをこします。

 

手が臭くなるけど大丈夫?と言われながら私も手伝わせてもらいました。

 

ガボンで想う  

 

 

 

その後、袋に入れて数日天日で乾かしてから、粉にします。

 

このお家は製粉機で粉にしていました。

 

一袋500F100円)で近所のひとが機械を使いにきていました。

 

 

 

 

 

粉になったマニョックを再度袋に入れて熱を加え、

 

冷めないうちにいよいよ棒状にねっていきます。

 

パン生地を作るように何度もこねて、

この作業が一番疲れる気がしました。

 

 ガボンで想う

 



棒になったら、葉でくるんで熱湯で4050分ゆでます。

 

 


ガボンで想うガボンで想う


 

 

 

これで完成です!食事の例はこちら。

 

 

ガボンで想う

 


うり科の種をつぶしたものと、マニョックの葉の料理。

そう、葉も食べられるんです。

 


マニョックは発酵食品なので少し酸味があって独特の風味があります。



 

一番最初に食べたときは、これが主食でガボンで暮らしていけるか

不安になりましたが、
二回目からは、

ガボン料理にはマニョックが合うなと思うようになりました。