今日、約3週間のホームステイと語学授業が終了しました

ホームステイ先では、最後の週末に今までの感謝の気持ちを込めて
同居隊員と一緒に日本料理を振る舞いました

会話の中からお母さんが寿司好きなことが判明したので、
ガボンで手に入る材料を探して寿司に挑戦しました。



ガボンで想う


ガボンで想う

お米は、先輩隊員の知恵をお借りして
現地でも手に入るタイ米にもち米を混ぜて、
日本のコメに近づかせました

お父さんは寿司にとうがらし+レモンのソースをかけて
新たな味を創出していました(意外と美味しかったです)

残らず食べてくれたのが嬉しかったです。



ホームステイではガボン人の生活に触れることができましたが、
一番印象的だったのは、家族のつながりがとても深いことです。

一族の中で誰かひとり困ったことがあると、
みんなが心配して助けにくる、助け合いの慣習があるようでした。

ステイ中にお母さんの調子が悪くなったときがあったのですが
(マラリアの疑い?今は回復してます!)
心配して妹さんがお菓子をもってお見舞いにきたりしていました。
(誰か病気になったときは、そのひとの好きなものを
持ってきて差し入れてあげるようです)


家族間の連絡も頻繁にとっているようでした。


お世話になった私たち日本人のことも、
Ma fille(私の娘)と呼んでくれて、
お別れのときは、
「首都にきたときはいつでもいらっしゃい。
Chez toi(あなたの家)なんだからね」と言ってくれて
胸がつまりました。


これから任地に派遣されますが、
近況報告をすべくたまに連絡をとろうと思います!




また、語学授業最後の日は同期隊員5名で
語学の先生に日本の家庭料理(カレー、お好み焼きなど)
をふるまいました。

ガボンは生の野菜を食べる習慣があまりないようで、
日本人と比べると野菜の摂取量は少ないように思えます。
でもカレーのなかに入っている野菜は美味しそうに食べてくれたので
よかったです。

写真は先生が作ってくれたバナナピレーです。
甘くない食用バナナをむいて、少しの水でゆでて
その後つぶす→練ってつくります。
砂糖も何も入れていませんが、そのままでも美味しかったし、
ガボン料理のソースと一緒にたべてもいいよ、とのことでした。


ガボンで想う


今回ふるまってみて、外国人が自分の国の料理を受け入れてくれて
食べてくれることは、
(考えてみると当たり前ですが)
かなり嬉しい気持ちになるのだと実感しました

私たち日本人がガボンの主食といえるマニョックを好んで
選んで食べていると
ガボンのひとはとても喜んでくれますが、
その気持ちが少しわかった気がしました



最後にもうひとつ。


先週の日曜日に、リーブルビル市内北部の郊外に連れて行って
いただきました


目的地までこんな道がつづきます


ガボンで想う

途中から舗装道路でなくなり、
車のタイヤがパンクするのではないかと思うくらい
でこぼこの土道になります


村の様子はこんな感じです

ガボンで想う

たどりついた海岸。
日本にいるとなじみがないですが
大西洋です

ガボンで想う ガボンで想う


道すがら、焼畑を見ることもできました。
雨が降らない乾季の今時期に燃やすことが多いようです

ガボンで想う


少し街中を離れるとすぐジャングルの中を通る道になり、
この国の森の深さ、大きさを感じました。

来週は、丸2日かけて車で首都から600km離れた任地に
向かいますが、その道も同じようなジャングルの中を
進んでいくのだろうなと思いをはせました


明日は、農業省に行ってガボン農業の講義を受けます。
いよいよ任地赴任日が近づきます!