2014年

10 月

979 号

かけだし情報

ガバレ農場

鴻巣市前砂359

℡548-1173


 畑情報 

  昨年の大雪で壊れてしまった鶏小屋とビニールハウスの再建に取り掛かりました。

鶏小屋は、今までヒヨコを育てていたハウスが全壊してしまったので、以前より太いパイプを使った丈夫なものに作り替えることとしました。

 ホームセンターの担当者さんとなるべく安く、丈夫で、長持ちし、大雪・台風にも耐えられる、しかも建築基準に引っかからない小屋を作るための相談をしています。

 ついでに、何年にもわたって作り足してきたために、あっちを向いたりこっちを向いたりしていた小屋の向きもそろえて、ちょっと見栄えのいい形にしようと思っています。

半壊していますが、何とか使っている鶏小屋やハウスに鶏や鴨を移しての作業となります。いまさらですが、鶏たちには、少々狭い避難所生活をしてもらうことになります。

鴨は水に強いと信じて、以前水田だった畑に建ててあるビニールハウスに移します。何年か前に、チキントラクター(鶏を畑に放して、虫や雑草を取ってもらうのと同時に、糞をしてもらい栄養を落としてもらいつつ、表面を爪やくちばしで浅く耕してもらうという、夢のような方法です。)を試そうとその畑に鶏を移した時には、雨の後に水が溜まって、たくさんの鶏を死なせてしまいました。それ以来、鶏をそこで飼うのは、NGなのですが、鴨なら水鳥だし、中に避難場所さえ準備してあげれば大丈夫と信じてやってみることにしました。ただし、鴨の場合は足の形がトラクター向きではなく、水がないと爪で耕すというよりは、踏み固めてしまうので、発酵がうまくいかず、長い間、鴨だけを一つの場所で飼うのはこれまたNGです。

 先日、テレビでイギリスの有機農家で、2千羽の鶏を放し飼いにしている農場を紹介していました。移動式の鶏小屋(産卵小屋)を一か月に1回移動して、鶏が農場をまんべんなく行き来できるようにしているそうです。うらやましいその光景にため息が出ました。

ちなみにヨーロッパでは、動物保護の観点から、家畜にストレスを与えるような飼い方は禁止されています。したがって、日本で主流の狭いケージの中に押し

込めて卵を産ませる機械のように扱う方法で生産された卵は、売られていません。

ケージ飼いではなく、平飼いでも狭い場所でたくさんの鶏を飼う方法では、やはりダメなようです。

 牛や豚も同じで、かわいそうと思えるような方法での飼育は法律違反になるそうです。

ガバレ農場は、平飼い卵ですが、ヨーロッパ基準でいうとまだ面積が狭いそうです。1平方メートル当たり3羽位が適当と言うことで、体の体積換算で比べると日本人の暮らしはヨーロッパの鶏より狭いかもしれません。

 日本人の卵の消費量は、世界トップ。年間一人当たり305個だそうです。そういった食生活も見直していかなければ、家畜を取り巻く環境も変わっていかなでしょう。何をどんなふうに食べるのか、私たちの食べ方が、いろいろな事柄に深く結びついているということを、考えさせられます。

さて、話を戻しましょう。

再建する鶏小屋の周りは、一夏を越しただけで、竹が進出し美味しそうな四方竹のタケノコが出ています。足元を見るとこれまたおいしそうなキノコも生えています。四方竹は、生で味見をしてみたら美味しかったのですが、うちでは食べる習慣がなく、収穫のタイミングがわからず、まだ、皆さんにお届けする勇気がありません。もう少し研究してみます。キノコは、10年位前にその場所で育てていたものにそっくりで、食べられそうな気はするのですが、これも、確信と言うか勇気が無くて、そのままです。ミョウガもどんどん進出してきて、だいぶん掘り起こしてしまいました。自然の再生力は大したもので、もったいないとは思いつつ、整地しました。

まだまだ、使い切れていない資源がたくさんあります。作る・育てるだけではなく、あるものを加工し利用することも今後の課題です。

あれやこれやと考えつつ、鶏たちの新居は、できれば年内には完成したいと思っています。