2014年 11 月 981 号 |
かけだし情報 |
ガバレ農場 鴻巣市前砂359 ℡548-1173 |
畑情報
朝夕の冷え込みが強くなって、冬の到来を感じるようになりました。天気の良い朝は放射冷却が起こり、野菜を収穫するのも冷たくなってきます。
先週、畑の作業は植え付けと収穫が中心でした。
まず植え付けですが、来春に向けての玉ねぎの苗を穴の開いたビニールマルチを張った畑に植えていきました。今年の苗は全体的に小さめです。大きいものから選んで植えていきますが、植える場所が余っているために、小さな苗も植えることになります。畑の状態や天気などを考えて、3か所の畑にわけての植え付けです。今週の初めも残りの苗を植える作業がありますが、約1日で終わる作業量だと思います。
収穫は、サツマイモと大豆です。サツマイモは10月中に掘りたかったのですが、イモの太りが今一つだったため、今月まで収穫を待っていました。ただ、サツマイモは寒さに弱いため、冷え込みが強くなると傷んでしまいますから、今週中には収穫を終わらせたいと思っています。寒い北風が吹く中で、『石焼きイモ』の声が聞こえてくると、つい振り返ってしまうことがあります。ホクホクのイモを食べると寒さを忘れるような甘さが口の中に広がります。 うちでは、イモ焼き用の小さな鉄なべがあり、それを使ってイモを焼いています。時間はかかりますが美味しい焼き芋が楽しめます。畑にはまだ収穫していないイモもあるので、収穫後は少し貯蔵しておきたいと思っていますが、どのくらい収穫できるかは掘ってみないとわかりません。
もう一つの収獲作業は大豆です。在来種の青大豆と、黄色の大豆の2種類です。この大豆は主に味噌用に使う予定です。大豆の収獲はもう少し先だと思っていたのですが、玉ねぎの苗を植えている時に「パチッ」という音が聞こえてきたのです。すぐ隣にある大豆がはじける音でした。北風が吹くころになると、さやが割れて大豆が飛び出してきます。早すぎるとまだ豆が柔らかく、枝豆から大豆になる途中のものになってしまいますが、遅すぎるとせっかく実った大豆が畑の中にこぼれてしまいます。そんなにたくさんの大豆を育てているわけではないので、はじけてしまう前に収穫を終える必要があるのです。
大豆が成長するときに、根元に土を寄せてあげるなど、きちんと管理すれば良いのですが、いつも放任状態で育てているため、収穫時には大豆の樹が倒れていることが多く、地面に接しているさやを踏まないように気をつけながらの収穫作業です。収穫した大豆は使っていないハウスに運び込み、しばらく乾燥させてから脱穀、選別作業をしていきます。
先週末、有機JASの検査員研修に参加して来ました。研修用の圃場を提供してくれたのは、去年と同じく一粒の農業班でした。今回の研修も、新たに検査員になる人向けのもので、10名の方が参加していました。
ガバレも有機JASの認定を野菜の畑で取得しています。取得のためには法律で定められた基準をクリアするのはもちろんのこと、必要な書類や記録を整備しておかなければいけません。この書類を準備するのも大変ですが、検査に必要な経費も大きな負担になっています。
検査員になるためには、認定機関(今回の場合は、ガバレの認定を受けている有機農業推進協会)が実施する講習会を受講し、その後、実際の検査に同行(3回)して独り立ちするという段階を経ます。
検査する項目はたくさんあります。申請されている畑や田んぼに周りから農薬や化学肥料が入らないようになっているか、田んぼに入れる水はどこから来ているのか、使っている肥料などは有機JASの基準に合っているのか、といった現場での検査に始まり、
農作業の記録や有機JASマークを使用した記録などを見ていきます。畑の数が10前後ある農家の場合、平均的な検査時間は3時間ほどです。
検査員は検査の結果を報告書にまとめて、認定をする団体に提出します。すると認定団体では会議を開き、報告書の内容を検討し、認定するかどうかを決定します。会議のメンバーは実際の現場を見ていないため、検査員が書く報告書が結果を左右することになります。ですから、検査員はきちんとした検査ができるだけの能力を身に着けないといけないのです。今回の研修には岐阜からもご夫婦が参加していました。岐阜での検査員として有機農業を引っ張る存在になってほしいと思います。