2014年

9 月

973 号

かけだし情報

ガバレ農場

鴻巣市前砂359

℡548-1173


 畑情報 

 お彼岸になり、朝夕はめっきり涼しくなりました。鴻巣周辺でも稲刈りが始まり、特に休日になると田んぼを忙しそうにコンバインが動き回っています。

 うちも早生品種のお米、キヌヒカリの稲刈りをしました。ここ数年続いた猛暑の影響で、玄米が白くなってしまう高温障害に悩まされてきましたが、今年の残暑はそれほどではなかったので、高温障害の発生も少なくて済みそうです。それでもキヌヒカリの玄米には、中心部分が白くなっているものが2割ほど混じっていました。籾ができてくる時期はまだ暑い時期なので、どうしても白くなる籾が混じるのは仕方ないのかもしれません。ただ、等級を決める検査では、白濁した籾の割合が多いと2等から等外になってしまいます。そうでなくても買い取り価格が例年よりも2000~3000円の安いため、価格がさらに安くなるのは痛手です。

 キヌヒカリの収量は、今までの年に比べると豊作となりました。天候に恵まれたことや、台風による倒伏被害がなかったことが良い収穫へつながったと思います。また、田植えの時に苗を植え付ける間隔を広めにしていることや、種を薄播きにしてしっかりとした苗を作ったことも影響していると思います。お彼岸が終わると彩のかがやきの稲刈りになります。高温障害に発生が続いているこの品種がどんな出来なのか心配ですが、良い収穫が得られることを期待しています。

 有機のお米は今年から品種を変えたため、まだ収穫までは3週間ほどかかります。出穂したのが8月下旬で、彩のかがやきよりも10日ほど遅れてでした。そのため、田んぼにいる合鴨を引き上げるのも9月に入ってからとなりました。

 例年、8月の下旬には田んぼから引き上げていた合鴨ですが、9月になると体も大きくなり、羽も立派になっていつでも飛べるような状態になってしまいます。田んぼに長めに入れていた理由は、今年大発生しているカメムシ対策です。籾が大きくなってくると、籾の甘い汁を吸うためにカメムシがやってきます。汁を吸われた籾は黒くなってしまい、品質を低下させてしまうのです。合鴨は田んぼの中を移動しながらカメムシを捕食してくれるため、穂が出てからしばらくは田んぼに置いておきたかったのです。田んぼの中の畦で休んでいる鴨は羽をバタつかせて飛ぶ練習をしており、いつ田んぼから飛び出しても良い所まで来ていましたから、これ以上は田んぼに置いておくことができなくなったのです。

 合鴨を捕まえるのは、一網打尽が理想です。何羽か残ってしまうと、警戒心が強くなってなかなか捕まえることができなくなります。8月初めくらいから、鴨が休憩する小屋にくず米などを置き、手を叩いて鴨を呼び寄せる訓練をしていきます。数日すると、手を叩くとすぐに小屋に鴨たちが集まるようになってきます。集団で行動することが多い鴨たちに、手を叩いたら食事の時間という刷り込みをしていくのです。

 しかし、集団から少し遅れる鴨が必ずいるのです。警戒心が強いのか、自我が強いのかはわかりませんが、人間の思うようにはならないという感じです。

 そして、鴨たちを田んぼから引き上げる日、いつもよりも餌を置く位置を小屋の奥側にし、手を叩いて鴨が集まるのを待ちました。人間が小屋の入り口近くにいると警戒するので、少し隠れる形で様子を窺いました。やがて1羽、2羽・・・と小屋に入ってくず米を食べ始めましたが、小屋に入り口周辺でウロウロしているものが十数羽います。この集団が入るのを待っていると、小屋に入った30羽近い鴨も餌を食べ終えて出て行ってしまいます。待つか、捕まえるかの判断を迫られます。結局、小屋にいる鴨をまず捕まえることにし、入り口を閉じました。案の定、外にいた別グループは驚いて田んぼの中へと消えていきました。

 それから数日、手を叩いても鳴き声が聞こえるだけで小屋には入ってきませんでしたが、粘り強く同じことを繰り返すうちに残りの鴨たちも、鶏小屋に移すことができました。捕まえた直後は鴨に勝ったような気分になるのですが、後で、鴨と同じくらいの頭脳しかないということに気づき、情けなくなるのは毎年のことです。

 

稲刈りのお知らせ

今年はいつもよりも遅い稲刈りとなります。

10月19日、日曜日。 午前9時ごろから。

参加費は大人1500円です。